【寒天】 琥珀菓子について 【パリパリ】
『琥珀菓子』とは、寒天を使った和菓子です。
寒天の外側は乾燥させてパリパリに仕上がっており、内側の寒天は水分が少なくなり、プニプニとした面白い食感になっています。
琥珀の寒天の中に入れるものは、各お店や各商品によって異なります。
見た目の美しい食べられる飾りものや、柔らかく煮た小豆や柚子など、各お店や各商品によって様々なものが入れられます。
写真の琥珀は、『千鳥屋』の琥珀菓子の山清水です。
この山清水の中には、『丹波大納言小豆』が入っています。
『丹波』とは兵庫〜京都の当たりにある『丹波地方』のことで、その地方で作られる『高級な小豆』のことを『大納言小豆』と言います。
(大納言は腹を切らなくて良いと言うことから、煮ても皮が破れにくい小豆 = 大納言小豆 と言う名前になりました)
丹波大納言小豆は、皇室への献上品にもなっています。
手作業で栽培や収穫をせねばらない為、生産量が少なく手に入りにくいです。
普通の小豆との違いは、以下の通りです。
- 角が角張っている
- 煮崩れしにくい
- 粒が大きい
- 味が良い
- 光沢が強い
琥珀の中の大納言小豆はそんなでもないのですが、寒天寄せなどに使われる大納言小豆を見ると、一粒の大きさがホントに大きいことが分かります。
普通の小豆は形が楕円形なのですが、大納言小豆は角張った形をしています。
ですので、形を潰さずに煮ると大納言小豆とすぐにわかります。
琥珀菓子は砂糖が固まったような表面になってますので、とても甘いのかという印象がありますが、実際に食べてみると甘さはそれほどでもなく、表面のパリパリ感を楽しめます。
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