【鮎型】 若あゆについて
若あゆとは、上新粉や水飴などをよく練って作ったプニプニの柔らかい『求肥』と言う餡を、
鮎型のカステラの生地で包んで焼き上げた和菓子です。
鮎の形をしているので、若あゆという名前になっていますが、原材料に鮎が使われているわけではありません。
(『鰻パイ』には本当に鰻の身が入っているようですが・・・。(^^ ;)
若あゆは、色々な和菓子屋さんが発売しています。
各和菓子屋さんとも大体似たような若あゆですが、求肥やカステラ部分などが少しずつ異なっています。
(写真の若あゆは、川端通りに本店のある1800年代に創業した『甘春堂』の若あゆです)
個人的には、各若あゆに差が出やすいのは求肥(餡)だと思います。
求肥は、上新粉や水飴などをよく練って作られているのですが、特に柔らかくて上品な甘みのある若あゆは、非常に美味しいです。
この求肥を丸めてはったい粉などをつけた和菓子として食べるのも美味しいかとは思いますが、若あゆのようにカステラ生地と合わせて食べるのも美味しいです。
ただ、若あゆには皮の部分にカステラが使われていますので、個人的には、お抹茶で頂くよりかは、濃い目のお煎茶の方が合うような気もします。
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