血糖値が上昇しやすい糖尿病の人のための主食について
糖尿病の人は血糖値が上がりやすいです。
普通の人ならなんともない量の炭水化物や糖を食べても、すぐに血糖値が上がってしまいます。
普通の人でも血糖値は上がりますが、糖尿病の人は血糖値を下げる働きのあるインスリンの量が少なすぎたり、肥満のためのインスリン抵抗性がついてしまったりで、血糖値の上がり方が大きくなってしまうのです。
うちの母は、食後の血糖値が200を超えることもありました。
糖尿病の人は、消化・吸収しやすい糖分や炭水化物を食べると血糖値が上がりやすいです。
その反面、野菜やお肉など、糖分や炭水化物の少ないものを食べても血糖値は上がりにくいです。
食後の血糖値が高くなると体にダメージが出るので、糖尿病の人は、できるだけ血糖値の上がりにくい食べ物(野菜や肉)を食べることが大切になります。
主食のGI値
先程も書いたように、糖尿病の人が炭水化物を食べると、血糖値が上がりやすいです。
なので、主食を食べる = 血糖値が上がってしまう と言うことになります。
でも、カロリー爆弾の主食を食べないと、体に必要な糖分やエネルギーを体に取り込みにくくなります。
これを改善するには、『 血糖値が上がりにくい = 体に吸収されにくい主食 』を食べると良いです。
例えば、玄米。
玄米は白米よりも食物繊維が豊富なので、血糖値が上がりにくい食材です。
なので、糖尿病の人は白米ではなく玄米の方が向いています。
食物繊維が豊富な主食の食材
食物繊維が豊富な主食の食材には、以下のようなものがあります。
玄米
玄米とは、精米されていないお米のことです。
炭水化物の胚乳の外側に、糠や胚芽がついています。
流通量が少ないため、精米の手間がかかっていないにも関わらず、スーパーなどでは価格が高くなるのが難点です。
通販で購入する場合は、30kg単位で購入すると、かなりの安値で購入することができます。
生産年にも異なりますが、安ければ 10kg あたり 2,700円 程度で購入することができます。
白米の値段と同様、ブランド米は価格が高い傾向があります。
ライ麦
ライ麦は、パンの材料として使われる食材です。
(ライ麦パン)
ライ麦入りのパンは、パン屋や食パンなどで買う事ができます。
その他、ホームベーカーリーで手作りすることもできます。
ライ麦比率が高ければ高いほど、イースト菌では膨らみにくくなります。
ホームベーカリーで何度もライ麦パンを作りましたが、本当に膨らみが悪くて大変でした。
ライ麦の比率が非常に高いライ麦パンの場合、イースト菌では膨らまない(酵母でないと膨らまない)ため、ぺったんこでモチモチしたパンになります。
また、酵母菌でパンを膨らませるため、ドイツパンのように酸っぱいパンになります。
全粒粉
全粒粉とは精製していない小麦粉のことです。
精製していないため、食物繊維が豊富で血糖値が上がりにくいです。
蕎麦(小麦の量が少ないもの)
蕎麦粉100%の蕎麦は、食物繊維が多いので、血糖値が上がりにくいです。
でも、蕎麦には小麦粉が大量に含まれているものが多いので、食べると、うどん並みに血糖値が上がってしまうものも多いのが実情です。
小麦粉が大量に含まれていると、滑らかで加熱してもボロボロになりにくい蕎麦できます。
また、そば粉と比較すると小麦粉はかなり安いので、蕎麦の生産価格を下げる(嵩増しする)ためにも、大量の小麦粉が使われている蕎麦があります。
非常に価格の安い蕎麦の場合、小麦粉の比率が8割近いものもありますので、価格の安い蕎麦の場合は、小麦粉の比率には注意が必要です。
小麦粉:10 蕎麦:0
うどん
小麦粉:8 蕎麦:2
血糖値が上がりやすい
加熱しても煮崩れしにくい
値段が安い
小麦粉:5 蕎麦:5
血糖値はそこそこ上がりにくい
加熱しても煮崩れしにくい
値段はそこそこ
小麦粉:2 蕎麦:8
血糖値が上がりにくい
加熱したら煮崩れしやすい
値段が高め
蕎麦:10
10割蕎麦
血糖値が上がりにくい
加熱したら煮崩れしやすい
値段が高め
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