糖の吸収を穏やかにする難消化性デキストリンの働きとは

デキストリンとは、食品添加物などに使われる炭水化物です。
食品添加物とは、食品に少量加えて食べ物の食感や風味を良くするためのものです。

食品添加物は、大半のものが安全性が高く長く使っていても大丈夫です。
(長期的に使っていて問題になる場合は、何らかの規制がされていることが多いです)


デキストリン

粉状化粧品の固形化や、エキスの顆粒化、粘度の調整、皮膚への吸着剤、花火の結合剤として用いられている。

人体には、便秘解消やダイエットの効果もあるとされ、健康食品やスナック菓子類にも利用されている。

では、難消化性デキストリンとは何かと言うと、デキストリンの中から消化できないものだけを抽出したもののことです。

消化できないので、カロリーはほとんどありません。


デキストリン、マルトデキストリン、難消化性デキストリンと血糖値

デキストリンを加熱処理し、酵素(α-アミラーゼまたはグルコアミラーゼ)で分解して難消化性部分を分離精製したものは、難消化性デキストリンと呼ばれ、小腸では分解されない難消化性の食物繊維として使われます。

一方、通常のデキストリンは、消化吸収されて血糖値を上昇させます。




難消化性デキストリンの働き

何の栄養価もない難消化性デキストリンですが、1980年代後半、『 難消化 』の部分で注目を集めるようになりました。

難消化性デキストリンが消化できないだけではなく、消化中の他の食べ物の吸収も阻害するからです。


血糖値を上げにくくする

糖が腸の中で吸収されようとしている時、難消化性デキストリンがあると吸収されにくくなります。


難消化性デキストリンを使っていない時


難消化性デキストリンを使っている時


「健康食品」の安全性・有効性情報

難消化性デキストリンは、消化管において形成されたミセルを安定化することで脂肪の吸収を抑制し、便中への脂肪排泄を増加させ、食後の血中中性脂肪の上昇を抑制すると考えられる。

コレステロールを下げやすくする

胆汁酸の原材料としてコレステロールが使われますが、消化に使われなかった胆汁酸は再吸収されます。

でも、難消化性デキストリンはこの胆汁酸の再吸収を抑えることで、体内のコレステロールの消費量を高めます。
(胆汁酸が再吸収されなかったぶん胆汁酸の消費量がUPするため、原材料のコレステロールの消費量もUPする)



食物繊維成分の効能について
(※ 現在はリンク切れです)

血清コレステロール低下のメカニズムとして、空腸部におけるコレステロール吸収の阻害、回盲部における胆汁酸の再吸収阻害による糞便中への胆汁酸、コレステロール排泄の増加が考えられます。

食物繊維による胆汁酸の体外への排出促進は小腸からの脂肪の吸収、ひいては脂溶性ビタミンの吸収に影響する可能性は否定できません。

胆汁酸の排出で肥満や糖尿病が改善
※ 現在はリンク切れです

このため、腸管内で古い胆汁酸をレジン(樹脂)に吸着させて、便と一緒に体外に排出させると、新たな胆汁酸の合成が促進され、血中のコレステロール値が低下し、脂肪肝の抑制にもつながる。

渡辺教授らはマウスを使った実験で、胆汁酸吸着レジンによって新しい胆汁酸の合成を促すと、エネルギー代謝が高まって脂肪燃焼や血糖値低下が進み、糖尿病も改善した。

さらにインスリンの分泌促進に関係するホルモンも増えることが分かった。

食物繊維 (3)コレステロール低下の機序 | 地域医療に貢献する

C) コレステロールを下げる食物繊維は水溶性?不溶性?
コレステロールを減らす作用が強いのは、水溶性食物繊維です。

水溶性食物繊維の摂取により、「胆汁酸が包み込んだコレステロール」を便として排泄します。

その結果、体内ではコレステロールが再吸収されないため、体内で低下したコレステロールを補おうとして、原料となるコレステロールを多く含むLDLを利用する事になります。

つまり、水溶性食物繊維を摂取することで、LDLを下げられると考えられます。

便量を増やす

『 難消化 』と言う名前通り、難消化性デキストリンは消化しずらい食品添加物ですので、便量が増えやすくなります。

現在、便秘解消のための食物繊維(ファイバー)サプリメントとして市販されています。

便量がすごく増える場合もありますが、効果はそれほど得られない場合があります。

私が使用した感じでは、玄米押し麦ご飯などの『 水に溶けない食物繊維 』と一緒に摂取すると、ものすごく便量がアップしました。
不溶性の食物繊維と水溶性の食物繊維のダブルでの使用が効果的

なお、お店では玄米の値段が高い場合が多いので、通販で購入した方が安くで済みます。
そんなわけで、うちでは玄米を買う時は通販で購入しています。

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難消化性デキストリンの働きのまとめ

難消化性デキストリンの水溶性食物繊維が糖分の吸収を遅くする
→ 血糖値が上がりにくくなる

食物繊維が胆汁酸の再吸収を阻害する
体内のコレステロールを使って胆汁酸を作る
→ コレステロール値が下がる

体内の糖分を使ってコレステロールを作り胆汁酸を作る
→ 血糖値が下がりやすくなる

水溶性食物繊維が便量を増やす
→ 便量を増やす


難消化性デキストリンは高い?

難消化性デキストリン自体の価格はそれほど高くないのですが、商品化されて色々と付加価値がつくと、値段が高くなります。

例えば、一回ごと個別包装していると、使い勝手が良くなるぶん、値段が高くなります。



外食や旅行などで難消化性デキストリンを持ち歩くには便利なのですが、値段が高くなるので、普段使いするのであれば躊躇してしまいます。

この他、広告費パッケージ代などの費用がかかると、値段が高くなります。

大物女優などを使ってゴールデンタイムにTVCMを出したりすると、そのぶんの費用が値段に上乗せされます。

また、難消化性デキストリン以外のものが入っている場合、それについての実験データ収集作業が必要になってきますし、トクホ(特定保健用食品)の申請や商標登録などでもお金がかかるので、そのぶんも費用に上乗せされます。

そんなわけで、広告を出していない、パッケージもシンプルで、個別包装されていないシンプルな難消化性デキストリンの商品を購入すると、安くで買える可能性が高くなります。


うちでまとめ買いした安い難消化デキストリン


難消化性デキストリン(水溶性食物繊維)2kg(微顆粒品・15cc計量スプーン付き)


難消化性デキストリンの原料

難消化性デキストリンの原料は、デキストリンです。
デキストリンの原材料はコーンスターチが使われることが多いです。

コーンスターチは、トウモロコシじゃがいもなどから作られています。
(コーンスターチの中の食物繊維だけを抽出して使います)

安い現在の量の外国産のものが多いですが、中には国産のものもあります。
(原料が国産、国内生産など、国産とは言っても色々とありますが)


難消化性デキストリンが溶けるもの

商品によって溶けやすい・溶けにくいがありますが、基本的にはお湯であれば溶けます。
ぬるま湯あたりになると溶けにくいものが出てきます。

水でも溶けることは溶けますが、かなりの時間がかかりますので、水で溶かすのは止めておいたほうが無難かと思います。

この他、非常に溶けにくいのでアイスコーヒやアイスティなどに加えるのも止めておいたほうが良いように思います。



→ かなりの時間をかけないと溶けない

お湯
→ 溶ける

ぬるま湯
→ 溶けにくい

コーヒー
→ 溶けるが細かな泡が立つ

緑茶・紅茶
→ 溶ける

氷水
→ ほぼ溶けない




難消化性デキストリンの味

原料がコーンスターチなので、少し甘いです。
でも、大量に入れると甘く感じる程度なので、お砂糖のように甘いわけではありません。



料理に入れると少し甘くなってしまいますので、元々甘みがある料理であれば良いですが、元々の甘みの少ない料理に使う場合は注意が必要です。
(味噌汁に入れたらまずくなりました)

ホットコーヒーや紅茶(温かい)で溶かすと、少し甘いコーヒーや紅茶になります。

ホットコーヒーの場合は、何故かかなりの泡が経ちました。
エスプレッソのような泡なので、嫌な泡ではありませんでした。

一日あたりの難消化デキストリンの使用量

私の場合、40g/日程度であれば大丈夫でした。

ダイエットや血糖値に何らかの効果を与えるには、30g以上は摂取した方が良いかもしれません。


水溶性食物繊維難消化性デキストリンの特長
※ 現在はリンク切れです

被験者36人に対して、うどん定食を難消化性デキストリン5g配合したお茶と一緒に投与すると、ふつうのお茶と一緒に投与したときと比べて血糖値の上昇が有意に抑制されました。

難消化性デキストリンを1日30g、3ヶ月間投与したところ、内臓脂肪の低下が認められました。

成人10人に対して、難消化性デキストリン5g配合したお茶を1日3回食事とともに1ヶ月間投与すると、血中中性脂肪は有意に低下しました。

難消化性デキストリンは、大さじ1杯で7gなので、一日30gの難消化性デキストリンを摂取するのであれば、一日に大さじ4杯強を、1日40gの難消化性デキストリンを摂る場合は、一日に大さじ6杯弱の難消化性デキストリンを摂ります。



大さじ1杯 = 7g


一日30gの難消化性デキストリンを摂る場合

30g ÷ 7g = 大さじ4杯


一日40gの難消化性デキストリンを摂る場合

40g ÷ 7g = 大さじ6杯


グルコケアの場合、1包6g、一日3回(18g)になります。
(グルコケアの場合は、緑茶抽出物も含まれていますが)

難消化性デキストリンの商品の使用量は、使用量が少ないとあまり効果がないと思います。

もし、長期間、一日30g以上の難消化デキストリンを摂り続けるのであれば、通販で安い難消化デキストリンをまとめ買いした方が良いのではないかと思います。




グルコケアを使い始めてから2ヶ月後、グルコケアは高すぎなので難消化性デキストリン(400g入り)に変更することにしました。
(母はこの時点で難消化デキストリンの使用はやめ、私だけ使用することにしました)



一日40gを目安に摂取するようにしました。
(大さじ1で7gなので、大さじ6杯分くらい)

主に、コーヒーや紅茶などに加えて飲むことにしました。
味噌汁やスープに入れてしまうと甘くなってしまうので、汁物には入れませんでした。



難消化性デキストリンを入れても、少し甘くなる以外は、味や匂いはほとんど変わりませんでした。


難消化性デキストリンの使用上の注意

効果が出ない可能性がある

ただし、難消化性デキストリンは摂取量が少ないと効果が薄いので、それなりの効果を得るのであればそこそこの量を摂らないといけなくなります。

また、健常者がそこそこの量を摂って低血糖になると(空腹を感じると)、ついつい多めに食べてしまいますので、『 結果的にはさほど変わらなかった 』と言うことも起きやすいです。


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アレルギーに注意

原材料にコーンスターチが含まれていますので、コーンスターチでアレルギーの出る人は使用しないほうが良いと思います。


一度に大量の摂取

使用量が多い下腹部の膨満感が発生しました。

夕食時に大量に食べるからと言って、夕食時の難消化性デキストリンを一気に大さじ3杯とか摂ってしまうと、下腹部の膨満感が発生しやすいように思います。

個人的には、1回の使用量は大さじ2杯程度くらいまでに抑えたほうが良いように思いました。


難消化性デキストリンを摂る時

食物繊維を食前に摂ると、血糖値の上昇を抑えられます。

また、糖の吸収が穏やかになりますので、余分な糖が脂肪として蓄積されにくく、ダイエットにも良いです。

ですので、難消化性デキストリンを溶かしたお茶やお湯やコーヒーなどを食物繊維のような形で摂るのであれば、食事の直前や食事中が良いです。


糖尿病や高脂血症の治療や予防に使う場合の注意点

糖尿病や高脂血症の治療で難消化性デキストリンを使うのは止めておいたほうが良いと思います。

何故なら、現状で血糖値が安定している場合は、難消化性デキストリンによって血糖値が安定しにくくなるからです。

また、母がグルコケアを飲んでいる時や私が難消化性デキストリンの粉を摂っている時に起きたのですが、難消化性デキストリンを摂っていると、ついつい気が緩みがちになります。

なので、本当は摂らない方がよいのにと言う量の食べ物を食べてしまい、結果的に血糖値や血中脂質の数値が悪くなってしまいました。

ですので、それらの生活習慣病の治療のために使うのは止めておいた方が良いように思います。


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