バター不足を乗り切る方法とバターの値段が高い理由について

もし、バター品薄状態になり店頭から消えてしまったら?
バターがお一人様1個までになり、必要な量を買えなかったら?



そんな事になった場合、どうすればバターを購入できるのでしょうか?


バターが店頭に売られていない場合

通販で購入

店頭にはバターは無くても、通販であればバターを購入しやすいです。
通販であれば、お店には並ばない業務用のバターを購入することもできます。

ただし、後述しますが、バターの場合、通販だからと言ってお野菜やお肉のように格安のものが売られているわけではありません。

通販であっても、バターの値段は高いです。


デパートや専門店で購入する

高級バターは、価格が高いだけに売れ残っていることが多いです。

ただし値段は高いです。
(最もバターが品薄になったときには、高級バターですら売られていなかったことがありました)


業務用のバターを分けてもらう

馴染みのパン屋や洋菓子店などがあれば、業務用のバターを分けてもらいます。

ただし、業務用のバターは個人でも通販で購入できますので、バターを分けてもらう手間を考えると、通販で購入した方が無難だと思います。


通販で業務用のバターを買った

  • Amazonで業務用のバターを購入した
  • 通販なら業務用のバターも買える
  • 重さは450g(家庭用の倍以上)
  • 冷凍状態で配送
  • 使う時は冷蔵庫で1日ほど解答すればOK
  • 外国産のバターも売られているが、国産バターより高い

2015年、品薄の状態の続いていたバターを入手すべく、通販(Amazon)でバターを買いました。

この時に購入したのは業務用のバターです。

通販では、家庭用のバターだけでなく業務用のバターも発売されていますので、個人でも業務用のバターを購入することが出来ます。

メーカーは森永

森永以外にも、よつばの業務用バターなども販売されていました。

業務用と言っても、家庭用バターとは大差ないです。
強いて言うなら重さくらいのものです。

重さが450gもあります。
家庭用バターが200g程度ですから、丁度、倍くらいの重さになります。

1個あたりの値段は高いですが、100gあたりの価格は家庭用とほぼ同程度です。
業務用バターだからと言って、安いわけではありません。

バターは冷凍しても品質が変わりませんので、クール宅急便で冷凍状態で配送されてきました。

冷凍して凍ったバターは、冷蔵庫の中で1日ほど放置していると解凍することができます。

消費期限はかなり長く、数ヶ月間ほど保管できます。

ホームベーカリーで頻繁にパンを焼き、その材料としてバターを使用していましたので、これでも丁度くらいの大きさになります。

ちなみに、外国産のバターも売られていますが、バターには高率の輸入関税がかけられるため、外国産のバターは国産のバター以上に値段が高いです。

ですので、国産バターは高価なので外国産バターを買って節約、なんてことはできません。


Amazonで販売中の バター の 売れ筋ランキング を見る


バターの代替品を使う

バターの代替品を使えば、わざわざ高価なバターを買わずに済みますので、バターの代替品で応用できる場合には、代替品を使うほうが節約になります。

ただし、バターの風味や香りの良さと同じものは得られないため、その点については妥協が必要です。



マーガリン

マーガリンのみのものと、バターとマーガリンが両方入っているマーガリンがあります。

バターに近い風味のマーガリンを使えば、バターに近い代替品になります。

マーガリンは風味は落ちますが、料理・製菓・製パンの材料として、バターの代わりとして使うことが出来るものが大半です。

ホームベーカリーでも、バターの代わりにマーガリンが使えます。


ショートニング

ショートニングも、マーガリンと同様にホームベーカリーでも使えます。
ただし、風味の良さ・手軽さ・安さなどから考えると、マーガリンの方が無難かもしれません。


サラダ油

一番安上がりです。

バターの風味は全くありませんので、バターの代わりに使うと料理やお菓子やパンの味や香りや風味が変わってしまいます。

ホームベーカリーでは、フランスパンの材料としてサラダ油が使われますが、フランスパン以外には使わない方が良いです。


油脂 価格 製菓・製パン
バター 動物性 高い
マーガリン 植物性 安い
ショートニング 植物性 安い
サラダ油 植物性 安い
(ものによる)

生クリームから自分でバターを作る

生乳からクリームが作られます。
そして、クリームから、バターや料理やお菓子に使われる生クリームが作られます。



牛の生乳を加工して作られる食べ物と飲み物と取引価格について


ですので、生クリームを思いっきり撹拌したりホイップすれば、生クリームからバターが作れます。



ちなみに、搾りたての生乳は撹拌したり長く放置すると脂肪分が分離してしまいますが、牛乳は脂肪分が分離しないよう加工されてから出荷されています。

そのようなわけで、いくら頑張って牛乳をホイップしても、牛乳はバターにはなりません。



生クリームからバターを作る方法

  1. お店で生クリームを購入する
  2. 思いっきり撹拌するか思いっきりホイップする
    (ハンドミキサーがあると便利)
  3. バターの塊と水分に分離したら出来上がり

生クリームから自分でバターを作る時の注意点

植物性の生クリームはバターにはならない

植物性の生クリームを思いっきりホイップして、塊を作っても、出来た塊はマーガリンになります。

ですので、生クリームからバターを作るには、動物性の生クリームを買う必要があります。

動物性の生クリームは原材料名に『生乳』と書かれてありますので、『 生乳と書かれてある生クリーム 』を選びます。

ただし、生乳からできた生クリームは思った以上に高価です。

このホイップは安い!と思ったら植物性の生クリームでションボリで、動物性の生クリームの値段を見ると、その値段の高さに悶絶なんてことはよくあります。



衛生状態に気をつけよう

市販のバターは、衛生管理に気をつけまくった環境で作られています。
ですが、家庭でバターを作る時は、衛生面がイマイチのことが多いです。

衛生面でイマイチのバターは、痛みやすいので気をつけましょう。
(家庭で作ったバターは、早くに使い切ることが大切です)


実は安値にならないケースあり

生乳の生クリームの値段が高いと、実は、高級バターを買うより高い場合があります。

また、慌てて使い切ったため、数ヶ月単位で見たら損していた可能性もあります。

そのため、生クリームからバターを作る場合には、本当に生クリームを使った方がお得かどうか、よく考えた方が良いです。



バターが高価な理由

日本ではバターは高級品です。

ほんのちょっとの量でも何百円もします。
業務用の450gのものであれば、1000円を超えてしまうものも多いです。

また、北海道の生乳の生産量が落ち込んで、国産バターが品薄になり、バター価格が高騰してしまうと、大半の業務用バターの価格が1,000円を超えてしまいます。



一方、海外に目を向けてみると、バターが高級品でない国も多いです。
(収入に対して高級かどうか)

では、なぜ日本ではこんなにバターが高級品なのでしょうか?


食料品なのに消費税がかかっている

1000円のバターなら、消費税が8%(80円)上乗せされて1,080円になります。
消費税だけで、10%近くバターの商品価格がアップします。

食料品は消費税が無税の国も多いですが、日本では高級品も食料品も一律の消費税になっていますので、支出に占める食料品の割合が高い人ほど生活が苦しくなります。
(お給料が低いと、支出の中に食料品に占める割合が高くなります)


コストが転嫁されている

日本国内で生乳を作るのは、かなりのお金がかかります。

乳牛の飼料代、人件費、光熱費、設備投資費などなど。
それがバター用の生乳価格に上乗せされています。

輸入している乳牛の餌(飼料)の値段や乳牛の仔牛の値段がアップすれば、さらに生乳価格がアップします。

バター用の生乳には政府から多額の補助金が出ていますが、焼け石に水状態になっています。


高率の関税で安い外国産のバターを締め出している

政府が補助金を投入してバターの生産を支援していますが、それでも日本のバター生産のコスト世界と比べるとまだかなり高いです。

ですので、海外の格安バターがそのまま日本のお店の商品棚に並んでしまうと、日本の高額なバターは売れなくなってしまいます。
(バターは冷凍輸入ができるため、ポストハーベスト農薬を使わないなどのメリットもない)



ですので、日本政府は外国産のバターに高率の関税をかけ、外国産のバターを安くで流通・販売できないようにしています。

これが、外国産のバターまでもが高くて手が出せない理由です。

ちなみに、バターやクリームや脱脂粉乳から『 加工乳 』が出来てしまうため、安いバターの輸入を許可してしまうと、国産の牛乳の価格も暴落する恐れがあります。

それを防ぐ意味もあり、バターの関税は高くなっています。


なぜバターが不足してしまうのか

今の日本では、バターは高級品です。

しかも、たびたび品薄状態になります。
それはどうしてなのでしょうか?


生産調整で生乳の生産量を絞りすぎている

農水省のWEBサイトには、生乳の需要と供給のグラフが出ています。

http://www.maff.go.jp/j/chikusan/gyunyu/pdf/0304.pdf より引用

常に、需要を少し上回るくらいの余裕のある生乳を生産し続けられればよいのですが、実際には、生産調整が厳格に行われるため、需要に対してギリギリか足りない量の生乳しか作られていません。

グラフでは、生乳の需要量(生乳の必要量)と供給量(与えられる量)が逆転している年がいくつもあります。

近年は特にそれが増えています。
(平成18年から平成25年までに4回もある)

この状態は、消費者が買いたいと望んでいるバターの量を生産できていない、品薄の状態にあることを示しています。

日本での生乳生産はかなりのお金がかかるため、生乳の販売価格が安くなってしまうと、赤字化してしまいます。

ですので、生乳を大量に作りすぎて価格が下がらないよう、常に生乳の生産量を調整する必要があります。



しかし、常に生乳の生産量を消費量のギリギリまで抑えてしまうと、天候不順や災害などで北海道の生乳の生産量が落ち込む度に、生乳が足りなくなってしまいます。

生乳の生産量が足りなくなると、一番初めに、最も安くでしか売れないバター生産に回される生乳が減りバターが品薄になったり、バターの販売価格が高騰します。


生乳生産が縮小・廃業され続けている

酪農業は、1年中休めない牛の世話や朝晩の搾乳や牛の病気や出産対応などなどがあり、かなり大変なお仕事です。

しかも、苦労の割に所得は低く、輸入飼料の価格が為替で変化するので収入が不安定

さらに、現在の政策が今後も末永く続くことが担保されておらず、今後の見通しも不確実です。

そんなこんなの理由から、生乳生産を縮小したり廃業したりが相次いでいます。


生乳の生産が北海道に偏っている

多くの米や野菜などは、全国津々浦々、色々な場所で作られていますので、北海道の玉ねぎは不作でも、淡路島の玉ねぎでカバーするので、玉ねぎの価格は大暴騰しにくいと言う状態になっています。

でも、2017年現在、バター用の生乳の補助金を受けられるのは、大規模な酪農ができる北海道偏っておりバター用の生乳はほぼ北海道のみで作られています。

バター用の生乳を全国で分散して作っていないため、北海道で生乳の生産が落ち込むと、すぐにバター不足が発生してしまいます。



今後のバター価格と品薄状態の予想

  • バター価格は高止まり
    (生乳価格を下げる手段がないため)
  • バターの生産量は北海道の行方次
    (今後もバターが高騰したり品薄になりやすい)
  • バターが不足しやすくなる
    (ギリギリまで生産調整し、北海道以外の生乳生産の競争相手もいないため)
  • バターが買えなくなることはない
    (バター不足になればバターの緊急輸入がされるため)

今のところ、バター用の生乳価格が大きく引き下げられるための有効な方法はありませんので、このまま日本のバター価格は高止まりする可能性が高いです。

また、今すぐにバター用の生乳を全国に振り分けることもできないので、日本国内のバターの生産量は、当分は北海道次第と言うことになります。
(北海道で天候不順などが起きれば、バター不足に陥りやすくなります)

ただし、2017年現在の政府方針では、バター不足になれば、すぐにバターの緊急輸入に踏み切ることになっていますので、家庭用のバターが品切れする可能性は少ないと思います。
(品薄になり、バター価格が高騰する可能性はあるかもしれませんが)



消費者が実行できるバター不足の対策法

  • バターの代替品で調理する方法を探す
    (今後もバター価格が高止まりすることが予想されるため)
  • 最安のバターを探す
    (通販か格安店で探す。場合によっては業務用のバターを買う)

もし、消費者の側でできる対策があるとすれば、できるだけバターを安くで購入できる方法を見つけるか、できるだけバターの代替品(マーガリンなど)で調理することだと思います。



通販の場合、楽天Amazon最安付近のバターが売られることになると思います。


Amazonで販売中の バター の 売れ筋ランキング を見る


ただし、上の方でも書きましたが、最安とは言っても、バターは販売価格が固定されているようなものですので、通販であっても、お野菜やお菓子などのように、格安のバターには期待しないほうが良いように思います。


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