美肌の救世主? 気になる粉ゼラチンの摂り方と美肌効果について

目次


ゼラチンとは

動物の骨皮膚、それに魚の鱗などには、沢山のコラーゲンが含まれています。

ゼラチンとは、そんな動物や骨や皮膚、それに魚の鱗などからコラーゲンを抽出して固めたものです。

ゼラチンは、冷えるとプルプルの固まりになる性質から、古来から冷やし固める料理や、デザート等として使われてきました。


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ゼラチンの原材料

ゼラチンの原材料は、動物や魚です。
そこから、ゼラチンの素となる成分だけを抽出したものがゼラチンになります。



ゼラチンが多く含まれているのは、動物や魚の骨魚の鱗などです。

魚料理の煮汁を固めた料理の『 煮凝り (にこごり) 』は、魚のアラ(骨やお頭)から自然に出たゼラチン質が冷えて固まることでできる料理です。

このように、動物や魚の骨を煮てゼラチンを抽出することも可能ですが、薬品を使えば、魚の鱗や家畜の骨のような廃棄処分されようなものからも、良質なコラーゲンが大量に生産できます。

現在、市販されているゼラチンの多くが、薬品を使って動物や魚の骨や鱗などから作られています。


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市販のゼラチンの特徴

ゼラチンの成分抽出して料理しやすいように加工したものが、お店で売られている市販のゼラチンです。

市販のゼラチンを溶かして料理やデザートに加えて冷やし固めると、簡単にゼリーを作ることが出来ます。

自力でゼラチンを抽出するのはかなりの労力と光熱費が必要ですが、自力でゼラチンを抽出するのとは違い、市販のゼラチンを使うと、お手軽にゼラチンを使うことができます。

市販のゼラチンはかなりお手軽に使えますが、気をつけなければならない点もあります。

それは、ゼラチンのタンパク質80度以上で変質してしまうので、80度以上に加熱しないと言うことです。



ですので、寒天のようにお湯の温度を100度にしてグツグツ煮てしまうと、ゼラチンのタンパク質の成分が変質してしまい、固まりにくくなってしまいます。

この他、ゼラチンが固まる温度は15度〜20度程度と低めですので、暑い季節(初夏〜秋)には、冷蔵庫に入れてしっかり冷やす必要があります。



また、ゼラチンをお湯に溶かすと、ごく僅かに動物的な感じの臭いがします。
植物性の凝固剤の寒天では感じられない臭いです。

このゼラチンの臭いが苦手な人は、植物性の凝固食材の寒天の方が向いているように思います。


市販のゼラチンの特徴

  • ゼラチン成分のみの商品
  • 臭い・香りはほとんどなし
    (お湯を加えると、動物的な臭いがほんの微かにする程度)
  • 15度から20度に冷やすとゼリー状に固まる
  • お手軽・簡単に使える
  • 80度以上に加熱すると、ゼラチンのタンパク質が変質する
  • 日本全国ほぼどこででも、安くで手に入る

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板ゼラチンと粉ゼラチンの違い

市販のゼラチンには、板ゼラチン粉ゼラチンがあります。

それぞれのゼラチンには特徴がありますので、使用用途を考えて商品を選ぶ必要があります。


板ゼラチン

半透明の板状になっているゼラチンです。
水に漬け込んで、よくふやかしてから使います。

ゼラチンのタンパク質が変質するのを防ぐため、80度以上に加熱しないように気をつけます。



板ゼラチンをお湯で溶かさずに使う

  1. 板ゼラチンをふやかす
  2. ふやかした板ゼラチンを水切りする
  3. 2を料理やデザートに投入する
  4. 3を60度まで加熱して、板ゼラチンを煮溶かす

板ゼラチンをお湯で溶かしてから使う

  1. 板ゼラチンをふやかす
  2. ふやかした板ゼラチンを軽く水切りする
  3. お湯(50度〜60度)で溶かす
  4. 3を料理やデザートに投入する

粉ゼラチン

半透明の『 粉状 』になっているゼラチンです。

ゼラチンをふやかす手間が不要なものと必要なものがありますので、購入前にしっかりと確認することが大切です。


粉ゼラチンの方も、ゼラチンのタンパク質が変質するのを防ぐため、80度以上に加熱しないように気をつけます。



お湯で溶かさずに投入する場合

  1. 料理やデザートに粉ゼラチンを投入する
  2. 1を50度〜60度まで加熱して、粉ゼラチンを煮溶かす

お湯で溶かしてから投入する場合

  1. お湯(50度〜60度)で粉ゼラチンを溶かす
  2. 料理やデザートにふやかしたゼラチンを投入する

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コーヒーやスープや味噌汁に粉ゼラチンを入れる

ゼラチンはコラーゲンの塊です。
ですので、ゼラチンをたくさん食べたり飲んだりすると、コラーゲンをたくさん摂れます。

さりとてゼラチンからゼリーを作るのは面倒くさい。
そんな時は、粉ゼラチンをそのまま熱い料理に混ぜ込んでしまえば良いです。

粉ゼラチンは、溶ける温度(溶解温度)が50度〜60度なので、普通の温かい料理飲み物であれば容易に溶けます。

ただし、粉ゼラチンを入れる量や溶かすお湯の量によっては、粉ゼラチンが溶けにくくなるので注意が必要です。

お湯で粉ゼラチンを溶かしてから使う場合は、市販の粉ゼラチンの取扱説明書をよく読み『 一袋あたり何mlのお湯が必要か 』を調べてからお湯で溶かします。

この他、先程も書きましたが、粉ゼラチンを入れすぎると少し動物臭くなります。

香りの強いものであれば大丈夫ですが、香りの弱い物に使う場合には、動物臭くならない程度にとどめておいた方が無難です。


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ゼラチンでお肌はプルプルできれいになるか?

市販のゼラチンには、大量のコラーゲンが含まれています。
ですので、市販のゼラチンを食べれば、効率よくコラーゲンを摂ることが出来ます。

コラーゲンと言えば、お肌の材料になるものです。
お肌に良いとされています。

でも、飲んだり食べたりしたコラーゲンは、直接皮膚にくっつくわけではありません。

コラーゲンの豊富なゼラチンを食べると、まず、体の中で体内でアミノ酸に分解されます。

ですので、コラーゲンの塊であるゼラチンを食べてお肌のコラーゲン量が増えるには、ゼラチンのコラーゲンが体内で吸収されてアミノ酸に変化して、さらにそれがお肌のコラーゲンとして再生成される必要があります。



でも、もうすでにアミノ酸は充分にあり、これ以上アミノ酸を追加しても意味が無い場合には、お肌のコラーゲン量は増えにくいです。


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ゼラチンでお肌が改善するケース

先程も書きましたが、もう充分にアミノ酸が体の中にある場合には、ゼラチンを追加して食べても、それほど効果はありません。

でも、食事の栄養が偏っており、必要なアミノ酸が不足している場合には、ゼラチンを摂ることは効果的だと思います。

特に、ダイエット中や、仕事や家事・育児・介護・病気療養中など、栄養状態が悪化しやすく、タンパク質(アミノ酸)不足になりやすい時にゼラチンを摂ると、栄養状態が改善され、お肌の状態が悪くなりにくくなります。



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ゼラチンを使ったダイエットゼリー

ゼラチンには、カロリーがほとんどありません。

ゼラチンを使ったゼリーなどのお菓子カロリーの大半は、中のフルーツや甘味料のカロリーです。

ですので、カロリーゼロの人工甘味料ゼラチンを使えば、低カロリーのゼリーを作ることができます。



また、血糖値が上がらない人工甘味料を使えば、血糖値を気にする方でも食べやすいお菓子になります。


カロリーゼロの人工甘味料を使ったゼリーはお店ではなかなか手に入らないため、自分で作った方が良いと思います。
(慣れれば簡単に作ることが出来ます)


ヨーグルトゼリー

ヨーグルト牛乳ゼラチン人工甘味料で作るゼリーもどきです。

ヨーグルトと牛乳をよく混ぜた中に、60〜70度のお湯50mlで溶かした粉ゼラチンを加えます。

ヨーグルトは加熱してしまうと分離してしまうため、ヨーグルトを加熱してはいけません。


コーヒーゼリー

コーヒーにカロリーゼロの人工甘味料を加えると、コーヒーゼリーの甘みをゼロカロリーで堪能できます。

その後、80度以下にコーヒーを冷ましてから、粉ゼラチンを加えてよく溶かします。


フルーツゼリー

カロリーゼロの人口甘味料を利用すると、ほぼ果物のカロリーだけのゼリーを作ることが可能です。

缶詰のフルーツを使う場合は、シロップのカロリーかかなり高く、血糖値が上がりやすいため、シロップは捨てて缶詰の果物だけ利用します。


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ゼラチンをまとめ買いする方法

通販を利用すると、粉ゼラチンを安くでまとめ買いできます。

安い価格で購入できると言う点と、お店で頻繁に大量買いしなくても良いので、店頭で恥ずかしい想いをしなくて済むのが助かります。

安い価格で、タワーができるほどの粉ゼラチンを買うことができます。


この写真は、以前、血糖値が気になっていた時に、人工甘味料を使った甘いゼリーをお腹いっぱい食べたくなったので購入しました。

この当時はゼラチンのゼリーを食べていましたが、現在では、安くで同時に食物繊維も摂れる粉寒天を使った寒天ゼリーを食べています。

寒天は、ゼラチン独特の動物臭さがないのと、加熱しすぎを気にしなくて良い点が優れています。
(寒天が固くなり過ぎるのを防ぐため、加えるギリギリの粉寒天量を極める必要がありました。(^.^ ;)


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