和歌山県産の南高梅の梅の実を買って自宅で梅干しを作った
梅の実を手に入れれば、自分で梅干しを作ることができます。
そんなわけで、実家の母は毎年自分で梅干しを作っているのでした。
ところがある年、うちの庭でとれる梅の実の量が少ない年がありました。
しかも、スーパーで売られる梅の実も小ぶりで質が悪い。
何とかならないかと思い、通販で梅の実を買うことにしたのでした。
目次
南高梅について
買うことにした梅の実は南高梅です。
南高梅とは、大粒の梅の実をつける梅の木の品種です。
南高梅の梅の実はサイズが大きく、香りが良いです。
梅干しの他、梅酒・梅ジュース・梅ジャムなどとしても使えます。
南高梅の梅の木には、春になると白い花が咲きます。
観賞用と言うわけではないので、花自体はものすごく綺麗と言うわけではありませんが、大粒で美味しい梅の実になります。
うちの実家の庭にも1本生えています。
母が退職後に南高梅の梅の木を見つけて植えたのでした。
まだ若い木なので、チョコチョコとしか収穫できません。
しかも、よく実のつく年とほとんど実の付かない年があり、収穫量が不安定です。
(花が咲いている頃にドカ雪が降ったりすると、虫による受粉ができないせいか、花の付きが悪くなうような気がします)
梅の実の通販について
梅の実が販売されているのは、1年のうちでも 5〜6月頃 だけです。
長期冷凍保存とか言うのはできないため、梅の実の発売されている時期にしっかり購入しておくことが大切です。
これは通販でも同じです。
梅の実が発売されている時期に買っておくことが大切になります。
南高梅の梅の実の産地として有名なのは、関西では和歌山県です。
和歌山県では美味しい果樹が沢山とれますが、南高梅の梅の実もその一つです。
今回購入した梅の実も、かなりクオリティが高かったです。
(傷や痛みがあると腐りやすいので、質の良い南高梅を買う必要があります)
今回購入した南高梅の梅の実
今回購入した南高梅の梅の実はLサイズでしたので、とにかく梅の実が大きかったです。
重さは1個で50〜60g もあります。
結構な重さでした。
実が大きいと肉厚な梅干しになります。
丸のまま使う梅干し料理の場合、肉厚で大粒の梅の実は見栄えが良くなります。
丸かじりすると、かなり酸っぱいです。
量も多いので、普段、ご飯と一緒に食べるのであれば、もう少し小さいほうが便利かもしれません。
今回注文した梅の実の総量は 5kg (5000g) でしたので、だいたい90個ほどの梅の実になりました。
5kgと言うとかなりの量になりますので、輸送中の痛みや傷などが心配でしたが、痛みや傷などはほとんどありませんでした。
熟れ方が今ひとつだったので、しばらく室内で放置して完熟の状態にしました。
(熟していくても、室内で2〜3日間も放置すれば熟してきます)
うちの母曰く、熟れていない青梅は皮が固い梅干しになりやすいので、熟れていない青梅は梅干しにはしないようにしています。
とは言え、ちゃんと熟していても皮が固めの梅があります。
この場合、皮の固い梅干しになりますので、資金的に余裕があれば、皮の硬い、質の悪そうな梅の実は使わない方が良いと思います。
南高梅の梅干しの結果
ものすごく大きな梅干しができました。
粒が大きく食べごたえがありました。
写真を撮るのを忘れたまま全部食べてしまったため、この時作った南高梅の梅干しの写真はないです。
(本当に申し訳ないです。( ノωノ))
大きな梅の実を梅干しにしたため、肉質が柔らかくフワフワになりました。
ただし、皮の柔らかい完熟の梅の実を使ったため、梅煮に使うと煮崩れしやすかったです。
梅の実を無料で手に入れる方法
観賞用の桜からは、人が食べることができるサクランボは取れません。
でも、観賞用の梅の木は普通に食べられる梅の実ができるものが多いです。
自宅の庭や公園やに梅の実があれば、ゼロ円で梅の実を手に入れることができます。
そうやって梅の実を収穫して、ほぼ無料で梅干しや梅酒などを作るため、毎年、自宅前の公園の梅の木から梅の実を収穫する人がいます。
ただし、観賞用の梅の実はあまり質がよくないですし、こぶりなものも多いですので、品質などは期待はしないほうが良いです。
梅の実から手作り梅干しを作る方法
うちの実家では、このようにして梅干しを作っています。
必要なもの
- スケール(計量器)
- 梅干し天日干し用のザル
(百均のものでもOK) - 水の入ったペットボトルと平皿
(重石用) - 梅の実の漬け込み用の瓶
材料
- 梅の実
- 塩
(梅の実の18%) - 市販の梅干し用紅紫蘇漬け
(なくてもOKです)
- 梅の実が青い場合は、1〜数日放置して熟させる
- 梅の実をよく洗い、ヘタがある場合はヘタをとる
- 梅と塩を重ね重ねにして瓶に詰めていく
- 重石を置く
(お皿+水入りペットボトルで代用できます) - 梅の水分が染み出してきたら、梅干し用赤紫蘇漬けを加える
- 梅雨が開けたら、梅の実を取り出す
(紅紫蘇漬けと赤梅酢は保管しておきます) - ザルの上で天日に当てて3日間よく乾かす
- 紅紫蘇漬けと梅酢と一緒に干した梅の実を瓶に入れる
- 半年ほど放置して熟成させる
梅酢と紅紫蘇なしの梅干しもあるらしい
うちの実家ではずっとこの方法で梅干しを作ってきたので、この梅干しの作り方しか知らなかったんですが、どうやら、赤梅酢と紅紫蘇を戻さずに保存する方法や、そもそも紅紫蘇を使わない方法もあるようです。
梅酢とは、梅の実を塩に漬け込んだ時に梅の実から染み出してくる液体のことです。
梅の実を漬け込む時に大量に投入した塩分が梅の実に染み込んで、浸透圧の影響で梅の実の水分が外に染み出してくるのです。
この時にできた梅酢は非常に酸っぱいので、天日干しした後に梅酢と紅紫蘇漬けを戻すと、酸っぱさがUPするようです。
生まれてこの方、梅酢も紅紫蘇漬けも戻すものだとばかり思ってきましたので、そう言うものだとばかり思っていましたので、これには少々驚きました。(;´_`;)
梅酢も紅紫蘇漬けも戻さずに使うとどんな感じになるのか、今度、確かめてみようと思います。
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