4割そばの北海道産の新得蕎麦のクチコミ情報 & 国産そば粉問題について
目次
新得蕎麦とは
新得蕎麦とは、北海道の『 新得 』で作られた『 小麦粉もそば粉も全てが北海道産 』の、北海道で作られたそばのことです。
新得蕎麦のそば粉割合は4割で、そこそこ高めです。
(そば粉割合が高く、しかもお手頃なお値段の国産そば粉を使った蕎麦は、本当に数少ないのです。( ノωノ))
そば粉が四割なので、原材料表示では小麦粉のほうが上に来きます。
原材料表示では、最も量の多いものから記載することになっているため、小麦粉の量が多いか、そば粉の量が多いかは、原材料表示を見れば判別できます。
そば粉が1〜2割程度しか含まれていない市販の安いそばと比較すると、香りや風味や味はかなり良いのですが、少し固い感じがします。
新得蕎麦は、そば粉の風味が良く調理しやすいので、食べ飽きにくく調理に失敗しにくいです。
(なので、うちの実家ではずっとリーピート買いが続いています)
新得蕎麦の蕎麦湯
昔から日本では、蕎麦を茹でた後の茹で汁は、蕎麦湯として飲んできました。
うどんのタンパク質は茹でてもお湯に溶け出しにくいのですが、蕎麦のタンパク質は茹でるとお湯に溶け出しやすいので、そのお湯を飲むことで蕎麦から失われたタンパク質を補っていたのです。
ですので、蕎麦湯はできるだけ飲んだほうが良いです。
蕎麦の割合が1〜2割しかない蕎麦だと、蕎麦湯を飲むのは少し難しいですが、そば粉割合4割の新得蕎麦を茹でた後は、蕎麦湯を飲むことができます。
十割そばの蕎麦湯と比較すると、味と香りが少し少ない感じではしますが、美味しく飲めました。
本当は、乾麺のそばを茹でる時は、たっぷりのお湯で茹で茹でなければならないのですが、ここだけの話、私はそば粉率の高い蕎麦を茹でる時は、少なめのお湯で茹でて、蕎麦を食べた後に蕎麦湯を飲みきっています。
(しかも、これがまた、たまらなく美味しいので、こうやって蕎麦湯を飲むのに嵌っています。 ( ノωノ))
新得蕎麦の購入の仕方
新得蕎麦は、一般的なスーパーでは売られていないようなので、購入は通販が良いと思います。
バラでも買えなくはないようですが、まとめ買いの方がお得です。
新得蕎麦は20袋単位になっていますが、20袋の乾麺の蕎麦でも、チマチマ食べていたらすぐに無くなります。
(特に、ざる蕎麦の時期の消費量がすごいです)
スーパーでは、国産そば粉を使用した蕎麦自体があまり販売されていないため(中国産そば粉を利用した国内ブランドは多いですが)、スーパーではあまり目にすることはありません。
そのため、国産そば粉の蕎麦を購入するには、通販で購入するほうが楽かもしれません。
新得蕎麦の値段
新得蕎麦は、スーパーなどで販売されている蕎麦と比較すると少しお値段は高めです。
新得蕎麦は、小麦粉もそば粉も国産で、しかも国内生産をしているので、お値段が高めなのは仕方ないです。
私自身は貧乏なので、格安スーパーで購入する中国産のそば粉使用の格安蕎麦のことが多いですが、両親は新得蕎麦を気に入っているので、定期的に購入し続けています。
(もう2年以上購入し続けている)
十割蕎麦にすべきか四割蕎麦にすべきか
通販やスーパーでは、国産そば粉を使った十割そばが発売されています。
十割そばとは、そば粉の割合が100%の蕎麦のことです。
小麦粉などの混ぜものはなし。
蕎麦の味や香りが高いのが特徴です。
そば粉は血糖値が上がりにくいため、十割そばの場合、肥満やダイエットや血糖値を気にする人も食べやすいです。
ただし、そば粉割合の高い蕎麦は加熱に弱いのがデメリットです。
つなぎの小麦粉が入っていないため、ポロポロに切れやすいのです。
そのため、十割蕎麦は夏にざる蕎麦として食べる分には良いものの、温かい汁の中に入れて食べる蕎麦には向いていません。
春夏秋冬、いずれの季節でも作りやすく食べやすのは、ある程度小麦粉の含まれている蕎麦ですので、ざる蕎麦以外も食べる予定がある場合は、小麦粉がある程度入っていた蕎麦のほうが良いかもしれません。
そば粉の一大生産地は北海道
スケールメリットを活かし、北海道では色々な国産の食料が作られています。
バター用の牛乳、じゃがいも、小麦粉などなど。
実は、国産そば粉も北海道が国内最大の生産地です。
北海道は、日本一そば粉が作られている地域です。
ですので、できるだけ安くそば粉を購入するのであれば、他の農作物同様、北海道産になるかと思います。
2015年 | 2016年 |
---|---|
北海道 16,000 | 北海道 12,300 |
長野県 2,340 | 茨城県 1,970 |
茨城県 1,980 | 山形県 1,840 |
福井県 1,930 | 長野県 1,780 |
山形県 1,620 | 福井県 1,500 |
ちなみに、北海道は韃靼そばも多く作られています。
ただし、韃靼そばは栄養価は高いものの、独特の香りや風味があり少し食べづらいので、韃靼そばが安いからと言って、安易に飛びつき買いしない方が無難だと思います。
国産蕎麦の問題点
そばの製造は日本でも、実は原材料のそば粉は中国産のそばが多いです。
国産そば粉は高価なので、どうしても蕎麦の値段が高くなりがちです。
しかも、近年は、輸入そば粉に使われる農薬やポストハーベスト農薬や土壌汚染が敬遠され、国産蕎麦粉の人気が出てきました。
従来、この業界では国産そば粉を使うユーザーは、ほぼそば屋さんだけでしたが、 新たな需要家、大手製麺メーカー等の出現により事情が一変しました。
それは現在食品業界で進行している、 価格に拘わらず中国産から国産に切り替える動きがそばの業界にも波及してきたことによるものです。(国産野菜使用、国産チキン使用等々)
そのため国産玄ソバの供給不足の不安から、年初より原料価格が高騰、高止まりの状態で推移しました。
一部の大手製麺会社が本年より国内産そば製品に注力し始め、数量を確保するために収穫前の 6 月頃に大量の北海道産玄ソバを昨年相場の倍近い高値で先物買いをしました。
それに伴いまして北海道産の玄蕎麦相場がその倍近い高値の価格になってしまいました。
国産そば粉の需要が高くなるにつれ、いよいよ国産そば粉の価格が上昇してきましたのですが、そばの価格が高くなると売れなくなるため、日本で製造して、場合によってはブランド名だけ日本にして粉自体は中国産を使うそばが多いです。
以前、戸隠そばが食べたくなって通販で買うかどうか悩んだことがありましたが、価格の安い乾麺の戸隠そばは、中国産のそば粉を使っている物が多く、購入を断念しました。(´-ω-`)
(中身が中国産なら、スーパーの格安のものでいいってことで)
格安蕎麦に注意!
小麦粉はそば粉と比較すると非常に安です。
小麦粉が外国産の格安小麦粉だと、さらに安いです。
ひどい場合には、蕎麦1:うどん10の割合の、色だけ蕎麦の『 ほぼうどん蕎麦 』も数多く出回っています。
(しかも、1割しか含まれていないそば粉は中国産とか言うことも)
ほとんどうどんと同じ、『 小麦粉が8割・9割の蕎麦 』で、何で蕎麦を名乗れるのか?と言う疑問が出てくるわけですが、どうやら乾麺の場合は法律で許容されているようです。
(生麺の場合は3割以上蕎麦粉が含まれている必要があります)
生めんの分類
公正競争規約[25]により定められており、蕎麦粉が30%以上使用されていないものは「そば」と表示できない。
公正マークがついていない商品はこの限りではない。
品質表示基準が存在しないため、公正マーク取得にこだわらなければ制約が低い。
加工食品品質表示基準[26]により、蕎麦粉が5割以上のため原材料が小麦粉、蕎麦粉の順に書かれる。
乾めんの分類
乾めんのJAS規格[27]による任意の格付けのほか、乾めん類の品質表示基準[28]により蕎麦粉が30%以上使用されていないものでも「そば」と表示できる。
蕎麦粉が30%以上使用されていないものは使用割合を表示しなければならない。
JAS規格は任意の格付けなので、現実的に取得している製品は多くない。
一応、蕎麦の乾麺にもJAS規格があり、JAS規格に適合するにはそば粉が30%以上含まれている必要がありますが、JAS規格は従わなくても良い規格なので、1割しかそば粉が含まれていなくても蕎麦と表記できます。
ですので、そば粉と小麦粉の割合が表示されておらず、しかも格安の蕎麦の場合は、小麦粉率が高い可能性があるので、購入する際は注意した方が良いです。
肥満対策やダイエットや血糖値を気にして、あえて蕎麦を食べている人も多いため、これは法律の改正が必要なのではないかと思います。
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