ダイエット後の皮膚のたるみについて

大幅なダイエットに成功すると、大量の皮下脂肪が体から失われます。
普通、これはとてもよいことであるわけですが、『急激に』『大量の』皮下脂肪が体内から失われた場合、困ったことが起こる場合があります。
それは『皮膚のたるみ』です。

皮膚は脂肪が増えれば自然に伸びるものですし、脂肪が無くなれば自然に縮むものなんですが、そのスピードが自然に伸び縮みするよりも速い場合、皮膚がそれに対応しきれずにトラブルが発生してしまいます。
それが『肉割れ』だったり『皮膚のたるみ』です。


肉割れ

皮膚が伸びに耐え切れなくなって皮膚が裂ける現象
出来たての頃は赤い筋で、次第に白い筋になります。

皮膚のたるみ

皮膚が縮むよりも早く痩せた場合に発生。
皮膚のコラーゲン量や筋肉量の減少でも発生。
年齢や、たるみの生じた場所や、たるみの発生した原因などにより、治る場合と治らない場合があります。



肉割れの場合、皮膚についてしまった傷を消すことは非常に困難なのですが、急激なダイエットによる皮膚のたるみの場合、皮膚が元に戻ることが多いです。

でも、授乳後の乳房に関しては、戻りにくかったり戻らなかったりすることが多いようです。
それは、一説によると、母乳が乳房に溜まる ⇒ 母乳を出す ⇒ 母乳が乳房に溜まる ⇒ 母乳を出すを繰り返していることで、風船が伸びてビロビロになってしまうように、皮膚が伸びてしまうからだとも言われています。


ところで、ダイエットでたるんでしまった皮膚は時間が経てば縮んでいくものなのですが、それを待てなかったり時間が経っても縮まなくなった場合はどうすればよいのでしょうか?

それは、美容整形で余った皮膚を除去すれば良いのです。
こう書くと簡単そうにも見えますが、ところがどっこい、これが結構大変だったりします。
何が大変かと申しますと、一つには金銭的なことがあります。

とにかくお金がかかるのです。
場所や量や病院(自由診療なので)にもよりますが、だいたい百数十万円〜数百万円もかかってしまうのです。

もう一つは痛みです。
皮膚を切り取るくらい、そんなに大変じゃないようにも思えますが、この皮膚の除去もそこそこ強い痛みが生じるのであり、ナメてかかると驚かされることもあるようです。

このようなことから、長期間、水着などを着て肌を露出することを我慢できるのであれば、我慢したほうが金銭的にも肉体的にも楽かもしれません。
ちなみに、マッサージなどで代謝をUPさせて、自然に皮膚が縮んでいくのを促進している方もおられるようです。


ちなみに、これが乳房の場合は、豊胸手術で対処される方が多いようです。
しかしながら豊胸手術の場合、体内に挿入した豊胸バッグが壊れたら再手術と言うことになりますし(豊胸バッグがつぶれると、胸がシワシワになり萎んでしまいますので)、通常、豊胸バッグは大きくすることはできても小さくすることはできませんので(小さくすると、乳房がたるんで垂れ下がってしまいますので)、後々、金銭的にも精神的にも色々と大変みたいです。

だからと言って、乳房のたるみとりは、傷が大きめに残ってしまいますし、これもまた大変だったりするようです。
ですので、美容整形の手術を受けられない方の中には、 大豆イソフラボンのサプリメントを飲んだり、バストアップのためのマッサージなどで対処されておられる方もいらっしゃるようです。

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