【切ったり】 フェイスリフト手術一覧 【入れたり】
切る系のフェイスリフト
@ スマスリフト(別名:ロアーリフト)
大規模に顔面の皮膚を剥がして、再び皮膚を貼り直します。
縫合する際、余った皮膚を切り取ります。
ダウンタイム(手術の傷が治る期間)は長く、費用は高めです。
A ミニフェイスリフト
顔面の皮を小さめに剥がし、顔面の余った皮膚を切り取って縫合する、ダウンタイムが短くスマスリフトよりも軽い手術です。
スマスリフトと比べると費用は安いものの、効果は低いです。
B ミッドリフト
顔中部、鼻唇溝、口角のタルミ、シワ取りなどのための手術です。
C チークリフト
頬上部のたるみ取りです。
D スーフリフト
頬上部の引き上げと下瞼のたるみ取りです。
E ブローリフト
額、目尻のたるみ取りです。
※ 備考
この他、上まぶたの皮膚のたるみ取りのための切開手術もあります。
照射系のフェイスリフト
@ 深くまで効くもの
ウルセラなど(痛い・頬にやり過ぎると老けた印象になる)
A 中くらいまで効くもの
サーマクールなど(痛い・頬にやり過ぎると老けた印象になる)
B 表面だけ効くもの
リファーム(それほど痛くない・肌質改善できるもののタルミには効果薄)
注入系のフェイスリフト
タルミの凹んだ部分にヒアルロン酸や脂肪やその他薬剤を注入した場合、壊疽したり、石灰化したり、肉腫化することがあります。
それらの問題を解決すべく手術をした場合は、傷跡が残ったり、手術費用が必要になります。(無料の再手術ができると公言している病院でもこのような問題を解決するための手術は、無料の再手術費用としては認められないこともあるようですので、不安な場合は、手術前に確認をとっておくと無難です)
@ ヒアルロン酸
吸収されやすく、定着しにくい。
(数回注入すると吸収が悪くなる)
壊疽、石灰化、肉腫化することがある。
深いシワや法令線の辺りの凹んだところに注入すると平らにしやすいが、フェイスリフトはしない。
ヒアルロン酸を射った場所以外のところへ流れ出しやすい。
(射った場所に留まらないことがある)
皮下注入後にヒアルロン酸が固まってしまった場合は、固まった場所に分解薬を注入し、皮下から取り出す必要がある。
A 脂肪
吸収されやすく、定着しにくい。
(数回注入すると吸収が悪くなる)
壊疽、石灰化、肉腫化することがある。
深いシワや法令線の辺りの凹んだところに注入すると平らにしやすいが、フェイスリフトはしない。
注入するための脂肪を取り出すための場所(太ももなど)に傷が付く
注入するための脂肪を取り出すための手術が必要になる
取り出した脂肪は定着しやすく加工された後、体内に注入される
B PRP
多血小板血漿
(血小板が皮膚の再生を促進する)
コラーゲンなどが再生し肌質が改善しやすくなる。
たるみやシワが改善しやすくなる。
肉腫、しこりができやすくなる。
(特に、PRPに成長因子を入れたものを使用した場合)
C その他の注入物
その他には、体内にほとんど吸収されない化学物質も注入物として利用される。
ただし、その化学物質が劣化したり、注入した部位が壊疽してしまったりと、問題が起こる場合もある。
また、ヒアルロン酸は固化した場合に分解薬で溶かすことができるが、体内で吸収されない上に分解薬のない化学薬品を使った場合は、取り出すことが非常に困難になる。
糸系のフェイスリフト
@ 溶ける糸
体内で溶けてしまう糸を使用してフェイスリフトする方法。
体内で溶けてしまうので、体に糸が残らない。
顔の皮膚や筋肉や脂肪を引き上げるため、顔がまるくなりやすい。
手術後に痛みがある。ダウンタイムには個人差がある。
A 溶けない糸
体内で溶けずに残り続ける。
糸が劣化してボロボロになると、効果が弱くなる。
顔面の皮膚などに引っ掛けて引っ張り上げるため、埋め込む糸にはフェザー状のささくれがたくさんある。フェザー状のささくれに引っかかる構造になっているため、一度埋め込んだ糸を抜き取ることは非常に困難。(フルフェイスリフトなどで顔面を全て剥がした時に、埋め込んだ糸を取り出せることがある)
皮膚の薄い人が皮膚の表面付近に糸が埋め込まれている場合、埋めこまれた糸がわかりやすくなってしまうことがある。
ダウンタイムには個人差がある。
@ 引き上げる糸を使用したフェイスリフト
引き上げる糸を使用して顔面を引き上げる。
埋め込む糸には、ささくれ状のものや引っ掛けるためのものが付いており、顔面の脂肪や皮膚や筋肉等を引っ張り上げることができる。
顔面の皮膚や筋肉や脂肪を引っ張り上げることで、たるみが引き上がる仕組みになっている。たるんだ皮膚や脂肪などが上に引き上がるため、強めに引き上げると丸顔になりやすい。
弱く引っ張ると効果薄だったり効果がなかったりする。
強く引っ張りすぎると頬骨突き出し&カッパ顔になる為、引っ張る塩梅が非常に難しい。
糸の残るタイプの場合、糸が劣化して体内に残ってしまう。
また、皮膚の薄いところに体内で溶けて無くならない糸を埋め込むと、糸がわかりやすくなる。
A 埋め込むだけのもの
糸を皮下に埋めこむことで、糸の周囲でコラーゲン繊維の再生が起こり、肌質が改善されやすくなる。
劣化しにくい金の糸が使われることが多い。照射系の肌質改善&たるみ改善の機器が使用出来なくなることがあるので、埋め込む際には注意が必要。
糸系のフェイスリフト全般に言えること
埋め込んだ糸が体内に吸収されて消えない場合は、体内(顔面)に糸が残り続ける。
その糸は、体内から取り出さないと体内に残り続け、劣化し続ける。
(金の糸は除く)
埋め込んだ糸は取り出しにくいので、埋め込んだ糸を取り出すための手術は困難になる。
(フルフェイスリフトなどで埋め込んだ糸を取り出す)
糸が残らないタイプの場合は、時間と共に糸は消えてしまう。
皮膚表層にフェイスリフト用の糸を埋め込まれた場合、糸が浮いて見えやすくなる。
糸の引っ張り方や埋め込み方などによって、引き攣れ、凸凹、シワなどができる可能性がある。
手術後は、ダウンタイムもあるし、強い痛みもある。
(ダウンタイムの長さは個人差あり)
手術を担当する医師の技術力や美的センスで、仕上がりが左右される。
タルミやシワがあまりにも強い時は、フルフェイスリフトでないと改善できないことがある。
(糸でフェイスリフトするには限界がある)
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