にんにくの芽を発芽させないように長期間保存する5つの方法
ニンニクが発芽してしまっても、発芽したニンニクは食べられます。
でも、ニンニクが発芽してしまうと、発芽にニンニク本体の栄養分を使ってしまい、味と栄養が落ちてしまいます。
そのため、ニンニクは発芽させないことが大切になります。
そうは言っても、少し目を離すと、ニンニクはすぐに発芽してしまいます。
特に暑い季節や暖かい季節。
もう、悲しいくらいすぐに発芽してしまいます。
では、発芽させずにニンニクを保存する方法はあるのでしょうか?
発芽せずにニンニクを保管する方法
発芽させずにニンニクを保管する方法には、加工して保管する方法と、加工せずに保管する方法の2種類があります。
加工せずに保管する方法は、ニンニクをそのまま使った料理にも使えます。
加工して保管する方法は、色々なお料理に使うことはできますが、ニンニクをそのまま使った料理には不向きです。
ニンニクの保存方法と発芽のまとめ
加工方法 | 加工する | 発芽しない |
---|---|---|
新聞紙で包んで冷蔵庫に保管 | × | △ |
発芽抑制加工したニンニクを購入 | × | △ |
にんにくのオイル漬け | ○ | ○ |
にんにく醤油 | ○ | ○ |
にんにくオイル 揚げニンニク |
○ | ○ |
紙で包んで冷蔵庫に保管
- 紙に包んで冷蔵庫で保管
- ほとんど発芽しなくなる
- カビに注意
- 紙の交換はこまめに行う
- 冷蔵庫は大きめのものを使う
- 発芽抑制加工されていなくても保存可能
買ってきたニンニクを紙で包んで冷蔵庫に保管します。
これで、ほとんど発芽しなくなります。
ニンニクを大量に通販で購入する時は、新聞紙で包まれていることが多いです。
(紙とニンニクの相性は良いようで)
ただし、ほんの少し芽は出てしまうものがあります。
全部ではないのですが、数ヶ月のニンニクの保管で、10中1個〜3個くらいは出てしまいます。
でも、大半は大丈夫です。
問題はカビです。
ニンニクから大量の水分が出てきますので、紙を頻繁に交換しないと、ニンニクが湿気でカビてしまいます。
カビないようにするためには、1週間に一度くらいは紙を交換した方が良いように思います。
一個か二個くらいであれば大した作業ではないのですが、通販で大量購入した場合は、紙の交換だけでも、結構な作業量になってしまいます。
また、冷蔵庫のスペースをとるのも問題です。
1個か2個程度であれば問題ないのですが、通販などで購入した大量のにんにくの場合は、かなりの冷蔵庫のスペースがニンニクの保管で潰れます。
発芽抑制加工したニンニクを購入する
- 芽が出にくい
熱処理されていないニンニクと比較して - 値段が高い
熱処理されていないニンニクと比較して - 発芽加工処理されたニンニクを購入する
- 発芽加工処理は 熱処理 + 低温保存 で行われる
- 国産ニンニクには芽止め剤は使われておらず安全・安心
中国産は不明 - できれば冷蔵庫での保管が良い
予め、発芽抑制加工されたニンニクを購入します。
現在の日本では、ニンニクに発芽抑制剤(芽止め剤)を使用するのは禁止されています。
(ニンニクの発芽抑制剤の発がん作用のため)
ですので、発芽抑制加工された国産のニンニクは全て、特殊な熱処理で芽が出にくくなったニンニクになっています。
発芽抑制の熱処理は費用と手間暇と時間がかかりますので、そのぶん、ニンニクの値段は高くなります。
熱処理をしていない格安の国産ニンニクは、あっという間にニンニクが発芽してしまいますが、熱処理された国産ニンニクはそれと比べると、芽が出にくくなっています。
農薬なしでの発芽抑制加工には、手間暇・コストを要しますので、中国産ニンニクの格安具合を見ると、発芽抑制剤が使われている可能性が高いのではないかと思います。(~_~;)
にんにくのオイル漬けにする
- ニンニクを剥いてオリーブオイルに漬け込む
- 冷蔵庫に保管しなくても良い
- 長期保管すると、ニンニクの生っぽさがなくなる
- ニンニクの香りの移ったオイルは料理に使える
ニンニクの皮を綺麗に剥き、にんにくのオリーブオイル漬けを作ってしまいます。
冷蔵庫に保管しなくても長期間保存可能です。
ただし、しばらくするとオイルがニンニクに浸透してしまい、ニンニクの生っぽさは失われます。
ニンニクの香りもオイルに移ってしまうため、ニンニク本体の香りも減少します。
ニンニクにオイルが染み込んでしまうと、ニンニクを少量の油で香ばしく揚げるガーリックフライやガーリックオイルは作れませんし、ニンニク本体をペペロンチーノなどの料理には使いにくいです。
でも、ニンニクを漬けていたオイルには、ニンニクの良い香りが移りますので、これを使ってニンニク風味の料理を使うことができます。
(ニンニクの漬け込み油で鶏肉や豚肉を焼いたり、パスタを炒めたり、炒飯に使うなど)
にんにく醤油にする
- 中華料理の必須アイテム
- ニンニクを直に使うよりも上品な香り
- にんにくの皮を剥いて、濃口醤油に漬け込む
- 使用したニンニク本体は固くなるので、料理には使えない
ニンニク醤油は、中華料理には非常に重宝します。
普通にニンニクを入れるよりも、遥かに上品で良い香りがします。
作り方も簡単。
ニンニクの皮を剥き、濃口醤油に漬け込むだけです。
醤油は熱で劣化しますので、にんにく醤油の保管は冷蔵庫で行います。
量が少なくなれば、醤油を継ぎ足しすればにんにく醤油を増やせます。
ただし、にんにく醤油に使ったニンニク本体は固くガシガシになるため、料理には使えません。
無理にでも使うとしたら、擦り下ろして唐揚げに使うくらいのものです。
(擦り下ろしてもガシガシの繊維は残るため、唐揚げしか使えないです。(´・_・`))
にんにくオイル・揚げニンニクにする
- ニンニクをスライスして、大量のオイルで揚げる
- オイルはニンニクオイルになる
- ニンニク本体は揚げニンニクになる
- 様々な料理に使えて便利
- 香りが抜ける前に使い切ってしまう
ニンニクをスライスして、オリーブオイルで揚げます。
ニンニクを香ばしく加工して処理できます。
オイルは、香ばしいニンニクの香りのオイルになります。
ニンニクは香ばしい揚げニンニクになります。
パスタ料理、ラーメンのトッピング、ピザのトッピングなど、様々な料理に使えて便利です。
時間とともに香りが抜けてしまうので、香りが抜ける前に使ってしまいます。
おすすめ! 簡単な丸ごとにんにく料理
ニンニクをアルミホイルで包み、オーブンで焼くと『 ニンニクの丸焼き 』ができます。
ニンニクは皮の付いたままでOKです。
食べる時に、皮を剥いて食べます。
ニンニクの甘みと、旨味と、上品な香りと、ホクホク感が楽しめます。
生ニンニクとは違い、刺激がないので胃腸に優しいです。
(生ニンニクは胃腸を荒らしてしまうため、胃が荒れて胃痛が起きやすいです)
ニンニクの香りも生ニンニクとは違い非常に上品で、食後のニンニクの嫌な臭いも残りにくいです。
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