切れ味改善! 京セラの砥ぎ器ロールシャプナーで楽々包丁砥ぎ
包丁を上手く砥ぐと切れ味が改善します。
100円均一の包丁ですら、包丁砥ぎをしっかりすればかなりの切れ味になります。
でも、包丁砥ぎはしんどいです。
私も包丁砥ぎに嵌りまくった時期があって、砥石を使った包丁砥ぎをしていた頃があったのですが、包丁と砥石の角度を維持したままで前後に包丁を動かすのが至難の業でした。
しかも、包丁を砥石に強く押し当てると切れ味が悪くなるので、軽く砥石に包丁を押し当てないといけないと言うおまけ付き。
そんなこんなで、現在では、砥石を使わなくても簡単に包丁砥ぎができる、様々な包丁砥ぎ器が発売されています。
電動の包丁砥ぎと手動の包丁砥ぎの違い
電動の砥ぎ器
- 大きい
- 重い
- 音がする
- 高価
- 電源が必要
- 砥石が自動回転する
手動の砥ぎ器
- コンパクト
- 軽い
- 音が小さい
- 安価
- 電源が不要
- 自分で砥ぐ
包丁砥ぎ器には、電動のものと手動のものがあります。
電動のものは、大きくて、重くて、音がして、高価なものが多いです。
一方、手動のものは、軽くて、安価で、コンパクトなものが多いです。
また、電動の砥ぎ器がコンセントや電池が必要なのに対して、手動の砥ぎ器はコンセントや電池は不要です。
電動の砥ぎ器と手動の砥ぎ器の違いは、高速回転した砥石が包丁を砥ぐか、自分で砥石に包丁を押し当てて砥ぐかです。
切れ味の良し悪しは、電動も手動も商品によって異なりますので、電動だから良い、手動だからダメと言うわけではないようです。
京セラの砥ぎ器ロールシャプナーを使ってみた
そのようなわけで、何か良さげな手動の包丁砥ぎ器はないかと思い、Amazonを探していました。
すると、京セラの包丁砥ぎ器を見つけました。
商品名は、ロールシャープナー。
砥ぎ器の溝(ガイドスロット)に包丁を突っ込んで、前後に押したり引いたりするだけで包丁が砥げてしまうと言う優れものでした。
これは楽そう♪ ( ´艸`)
と言うことで、早速、その包丁砥ぎ器を購入することにしました。
包丁砥ぎ器を使う前に、一通り、使い方の説明文を読んでみました。
すると、本当に前後に押したり引いたりするだけの簡単仕様でした。
軽くてコンパクトな砥ぎ器ですので、左手で持ったまま、右手で包丁をガシガシと言うこともできなくはないようですが、水平な場所に置いて使うよう書かれてありました。
多分ですが、構造上、ブレたり傾いたりすると上手く砥げないのでしょう。
普通、砥石は水につけ置きしてから砥ぎますが、このロールシャープナーは水に浸け置きする必要はありません。
水に浸け置きする必要はないので、台所の引き出しから出してすぐに使う事ができます。
ただし、このロールシャプナーが砥石の吸水が不要なだけであって、手動の砥ぎ器の中にも吸水が必要な砥石を使ったものがあります。
京セラの砥ぎ器ロールシャプナーで砥げるものと砥げないもの
京セラの砥ぎ器、ロールシャープナーで砥げるものと砥げないものがあります。
砥げるものと砥げないものは以下の通りです。
砥げるもの
- ステンレス包丁(両刃)
- 鋼の包丁(両刃)
- 刃が波打っていないもの
砥げないもの
- 片刃の包丁
(出刃包丁や刺身包丁など) - パン切り包丁
(刃が波打っている) - セラミック包丁
砥げるものは、一般的に日本の家庭で使われる両刃包丁です。
砥げないものはそれ以外です。
セラミック包丁は、セラミックの刃が硬すぎて砥げません。
ロールシャープナーは砥石自体がセラミックなので、セラミックで作られている刃は硬すぎて砥げないのです。
セラミック包丁を砥ぐ場合は、セラミックの刃を砥げる特別な砥ぎ器(人口ダイヤモンド粒子の入った砥ぎ器など)が必要になります。
ちなみに、私はダメ元で、切れ味の悪くなった刃が波々のパン切り包丁を使ってみましたが、使用後は、さらにパン切り包丁の切れ味が悪くなってしまいました。(´・_・`)
京セラの砥ぎ器ロールシャプナーのお手入れ
ロールシャープナーは、基本的にはお手入れは必要ありません。
砥ぎクズと行っても、ごく少量の黒い粉が溝の下に落ちている程度です。
しかも、かなり使い込んでも溝(ガイドスロット)を塞ぐほどの量ではないので、基本放置でOKだと思います。
ただし、溝(ガイドスロット)のプラスチックカバーに黒い粉だとかが付いて汚らしくなるので、時々、ガイド(蓋)を開け、中を軽く水洗いをしてあげるとよいと思います。
荒砥ぎと仕上げ砥ぎと返しとりの話
砥石を使い、自分で包丁の刃を砥ぐ場合には、荒砥ぎと仕上砥ぎ(場合によっては中間の砥石も使う)を使って包丁の刃を砥ぎます。
荒砥ぎに使う砥石は、目が荒くてザラザラしています。
目が荒くてザラザラの砥石が、包丁の刃をガンガン削っていきます。
一方、仕上砥ぎに使う砥石は、目が細かくてツルツルしています。
目が細かいので、包丁の刃は削れにくいです。
その代わり、磨くように包丁の刃を綺麗に砥ぐことができます。
ロールシャープナーは、荒砥ぎも仕上げ砥ぎも同時に行える設計になっているようです。
(砥石の形と構造に秘密があるようです)
ちなみに、砥石を使って包丁を砥ぐと、包丁につく『 返し 』(包丁の刃先の削りカス)も、仕上げ砥ぎ用の砥石で削ぎとる必要があります。
その作業をしないと、せっかく頑張って包丁を砥いでも、包丁の切れ味はイマイチになります。
ロールシャープナーは、この返しとりも必要ありません。
実際に使ってみた後、包丁の刃先に返しがついているかどうか確認したのですが、確かに包丁の刃先に返しはついていませんでした。
商品によって異なる荒砥ぎと仕上げ砥ぎ
ロールシャープナーは、一つの溝(ガイドスロット)で荒研ぎと仕上研ぎが両方できますが、包丁研ぎ器によっては、荒砥ぎ用の溝(ガイドスロット)と、仕上げ砥ぎ用の溝(ガイドスロット)があるものがあります。
手動の砥ぎ器、電動の砥ぎ器に関わらず、あるものはあるし、ないものはないと言う感じです。
ヘンケルス(HENCKELS)の包丁研ぎ器も、一度に両方やってくれます。
(しかも、返しも同時に除去できます)
このあたりは、購入前に商品説明文や商品写真をよく見て確認する必要があります。
通常、溝(スロット)が一つしかないものは、荒研ぎと仕上げ研ぎを一度にやってくれます。
(格安な包丁研ぎ器の場合、適当な構造と仕組みなので一つしかない場合もあります)
砥ぐ方向について
四角い砥石を使ってガシガシと自力で砥ぐ場合は、刃に対して縦方向に砥ぎます。
縦方向に砥いでおくと、切れ味が向上します。
でも、20年ほど前にあった格安の手動砥ぎ器では、砥ぐ方向が横向きになります。
これでは切れ味が今ひとつになる可能性がありました。
この点は、今の砥ぎ器の多くで改良されているようです。
濡らしてもOK
ヘンケルス(HENCKELS)の手動の砥ぎ器は、中の部品が錆びてしまう可能性があるため、包丁が濡れたまま使うことはできません。
また、砥ぎ器を濡らして丸洗いすることもできません。
ヘンケルス(HENCKELS)の包丁研ぎ器は良い商品なのですが、この点は、商品レビューでも不評な事として何度も書かれてありました。
ですので、試し切りしながら濡れた包丁で何度か包丁を研ぎ直したい人は、ヘンケルス(HENCKELS)の包丁研ぎ器よりもロールシャープナーの方が良いかもしれません。
(切れ味が悪いなと思った時点で、包丁を濡れたまま研ぎたい人も)
また、ロールシャープナーの方は丸洗いもできますので、汚れを取りやすく衛生的です。
(ヘンケルス(HENCKELS)の砥ぐ部分が金属なのに対して、ロールシャープナーの方は砥石部分がセラミックでできているので、濡らしても大丈夫なのかもしれません)
使用後の感想
切れ味が良くなった
ロールシャープナーを使うと、切れ味は良くなります。
ただし、100回位前後に動かしたらですが。
説明文には、10回程度前後に動かすだけで良いと書かれてありますが、それだと全然足りません。
正直、ロールシャープナーを使う度に、電動の包丁研ぎ器(シャープナー)が欲しいなあと思います
軽く押し当てる方が良い
強く押し当ててゴリゴリ前後に動かすと、かえって切れ味が悪くなりました。
ですので、強く押し当てるのは厳禁なようです。
軽い力で滑らすように前後に動かした方が良いようです。
高温のキーキー音が不快
ロールシャープナーのコマ状の砥石を前後に動かすと、キコキコと音がなります。
これがちょっと不快です。
耳を塞ぎたくなる音です。
これがなきゃもっと快適なのになあとか思うことがしばしばです。
両刃包丁でも砥げない包丁がある
私は、かぼーちょうと言うカボチャ用の包丁(カボチャ以外の固い野菜やお肉も切れますが)を持っているのですが、この包丁だと刃の先っぽしか砥げません。
刃の付け根と取っ手の間に隙間がないため、刃の付け根あたりは砥ぐことができないのです。
このような、刃の付け根と取っ手の間に隙間がない、隙間が少ないタイプの包丁は、ロールシャープナーで刃を砥ぐことは難しいです。
(ロールシャプナーだけでなく、包丁砥ぎ器の大半で砥ぐことが難しくなるとは思いますが)
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