あっとスライス通を実際に使ってみた結果と問題点を正直に書く
指を切って大出血した後、購入を決意したイワタニの電動スライサー、あっとスライス通ですが、良い点・問題点がありましたので、正直に書き出すことにしました。
以下に書いたことは、バージョンアップなどで改善される可能性もありますが、このバージョンの機種(IFP-60A)では、このような感じだったとおわかりいただけると幸いです。
薄切り(スライス)
- すごく薄いかすごく太いスライスしかできない
(中間の厚さのスライスができない)
あっとスライス通のスライスは2種類しかありません。
ものすごく薄いスライスか、ものすごく太いスライスかです。
ものすごい薄いスライスは、場合によっては崩れますし、薄すぎて料理には使いづらくなる場合もあります。
中間のスライスがない点がマイナスです。
これは、Amazonのレビューでも言われていました。
私は、ものすごく薄いスライスができれば良いと思っていますので、この点については特に問題はないと思っています。
(中くらいの薄さのスライスであれば包丁で十分対応できるので)
でも、中くらいの薄さのスライスを作る必要があって購入したのであれば、ガッカリしてしまうかもしれません。
擦り下ろし
大根の擦り下ろし、長芋の擦り下ろしなど、とにかく早くて大量の擦り下ろしができます。
擦り下ろしに関しては二重丸◎です。
大根の擦り下ろし
特に、皮を剥いたままで擦り下ろすと、手がツルツル滑ってしまってイライラ度MAXの長芋の擦り下ろしが、いとも簡単にできるのは本当に良かったです。
家族の多いご家庭で、とろろ系の料理を作る時には便利になるのではないかと思います。
とろろ蕎麦、とろろうどん、とろろかけご飯、とろろ入りの鉄火丼、長芋入りのお好み焼き、大根おろし蕎麦、みぞれ鍋などなど、長芋や大根を使った擦り下ろし料理が楽に作れます。
長芋の擦り下ろし
擦り下ろしに使うのは、金属製のすりおろし器です。
昔、よく見たやつです。
繊維をしっかり削りとるので、擦り下ろしの状態も非常に良いです。
最後の方までしっかり摩り下ろせるのも良いです。
千切り
千切りプレートに問題があるため、基本的には、千切り用のプレートは使いません。
千切りプレートをやめて、中間の太さのスライス用プレートをつくってくれたら良いのにと、何度も思いました。
- 太い千切りは、太すぎる
- 細い千切りは、糸くずのように細くなる
- 細い千切りをすると、千切りの刃が目詰まりを起こしやすい
千切り問題の解決策
スライス用のプレートで薄切りした後、包丁で千切りする
→ 綺麗な千切りができる
野菜を立てた状態で(野菜の繊維を垂直方向にして)千切りする
→ 長さが短い千切りになる
説明書通りに繊維に沿うように野菜を寝かせて千切りすると、千切り用の刃が目詰りを起こしました。
とにかく、プレートの刃に繊維が挟まるのです。
千切り用のプレートは、薄切り(スライス)した後で細長くカットしますが、多分、薄切り(スライス)の厚みがなさすぎるのだと思います。
(薄くスライスしすぎる)
この繊維の目詰まりは、野菜の繊維を垂直方向にすることで(人参や大根を立てた状態で千切りする)起きにくくなりました。
ただし、ニンジンなどの直径の小さな野菜だと、極めて長さが短い千切りになってしまいます。
(1〜数センチ程度の細切れの千切り)
何度やっても、商品の見本写真の人参やごぼうのようにはなりませんでした。
それではということで、太い千切り用のプレートで千切りしましたが、これがまた太すぎるのです。
千切り大根の仕込みなどでは重宝するとは思いますが、あの太さの千切り野菜は普通は使いません。
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