丸ごとかぼちゃを楽に切る! 切れ味抜群なかぼーちょうをどこよりも詳しくレビューする
丸ごとのカボチャは安くで売っていることが多いです。
特に、カボチャの旬の季節。
丸ごとの美味しそうなカボチャが安くで店頭に並びます。
でも、憂鬱になるのがカボチャを切る作業です。
カボチャは固いので切れにくいのです。
手が痛くなったり、上手く切れなくてイライラしたりのオンパレードです。
電子レンジでチンしてから切ることも考えましたが、レンジの加熱ムラや、カボチャが劣化してしまうことを考えると(どうせ加熱するので関係ないといえば関係ないのですが)、何となく電子レンジは嫌。
そこで、何か良い方法はないものかと考えていた時に見つけたのが、この包丁です。
名前は かぼーちょう といいます。
かぼーちょうには色んな種類があるんですが、これは かぼーちょうNEO です。
かぼーちょうはだいたいどれも同じような形状をしていますので、どれでも良かったんですが、何となく新しそうなNEOを選びました。
カボチャを切るために生まれてきたこの形。
でも、かぼちゃ以外の固い食べ物も切れるようになっています。
(お餅も切れますが、鏡餅は割るものなので切るのは厳禁です)
かぼーちょうの切れ味の秘訣
かぼーちょうの切れ味の良さには秘密があります。
それが刃の素材です。
医療用のメスにも使われている モリブデンバナジウム鋼 でできています。
これは特殊な刃なので、日本製になっています。
でも、柄の部分と組立は中国でやっているようで、結果、中国製ってことになっています。
この他、持ち手部分の力点が高いため、軽い力でも包丁の刃には強い力を与えることができます。
また、持ち手が太く、グリップ力が強い素材を使っているため、軽い力でもしっかり握れるようになっています。
この他、かぼーちょうNEO の刃先は丸くなっていますので、指や手に突き刺してしまって大怪我と言うことは起きにくくなっています。
(包丁の刃先で手をプツッと刺してしまい、大出血したことが何度かある私には、嬉しい包丁です。(;´_`;))
かぼーちょうの中には、刃先の尖ったものもありますので、刃先が丸いのはNEOだけの特徴みたいです。
早速カボチャを切ってみた
そんなわけで、早速、説明文を見ながらカボチャを切ってみることにしました。
(普通の丸ごとのカボチャの切り方とだいたい一緒です。( ̄m ̄))
まずはヘタ取り。
かぼーちょうの刃の根元(あご)を使って、ヘタの根本に切れ目を入れていきます。
その後、刃先を使ってヘタを切り落とします。
それがこちら。
画像で見るとわかりにくいですが、写真で見るとこんな感じです。
要するに、刃の根元でヘタの周りをザクザクやって、ヘタを切り離しやすくして、最終的には刃先でヘタを切り取るって感じです。
ヘタを除去した後は、菜箸を突き刺して空気穴を開けると、説明文には書いてありましたが、正直、ここだけの話ですが、この作業は要らないです。
変に力を使うだけで無意味です。(;´∀`)
穴を開けないと爆発するわけでもないですし。
(中国産のカボチャなら必要かな?)
あとは、カボチャの周囲に軽く切れ込みを入れてから、カボチャを切りわけるだけです。
包丁の切れ味が良いのと、持ち手の形状とグリップが効いているため、思った以上に力が要りません。
問題があるとすれば、力を入れすぎてしまい、まな板に刃先がゴツッと当たってしまい、刃先が傷んでしまうことです。
この作業のせいで、かぼーちょうは刃先がドンドン痛みます。( ノωノ)
ちなみに、この説明書の挿絵の親指がかなり怖いです。:(;゙゚'ω゚'):
(これで恐怖に慄いているのは、私だけかもですが)
と言うわけで、楽にかぼちゃを切ることができました。(^_^)v
中の種まで真っ二つでございます。
カボチャのグラタン用のカボチャの薄切りもこの通り。
力を入れずにザクザク切れます。
面取りも楽々です。
かぼーちょうは皮むきのように面取りできないので、面取りは削ぎ落とすようにして行います。
カボチャ以外のものも切ってみた
とうもろこしを切りました。
とうもろこしは、芯の部分が固いのが難点なのですが、芯の部分もザクッと切れました。
ただし、力が入るととうもろこしの粒は潰れやすくなりますので、茹でる前に切り分けておいた方がよいと思います。
次にスイカです。
これは、固い皮の部分は余裕で切れたのですが、刃の長さが足りないため、内側が割れるような切れ方になってしまいました。
もう少し工夫をすれば上手く切れたのかもですが、何せ私はズボラなもので。( ̄m ̄)
と言うわけで、かぼーちょうは、長い刃が必要なスイカには向かないです。
かぼーちょうを買って一番重宝しているのは、実はニンジンです。
ニンジンは固いので切るのに力が必要な、なかなか厄介な野菜です。
そのニンジンをスパスパ切るのに、かぼーちょうは必須なのです。
スライサーなしでこの千切り。
かぼーちょう様さまです。
ちなみに、かぼーちょうとは言えど、真上からザクッと切るよりも、スライドさせるように切った方が楽で綺麗に切れます。
刃が短いので、大きめの物はスライドさせて切りにくいですが。( ̄m ̄)
かぼーちょうの使用用途は限定的
かぼーちょうは、よく切れる包丁です。
ですので、何にでも使いたくなるのは山々ですが、実はかなり使用用途が限定的な包丁なので、一般的な包丁のように、何でもかんでも使えるわけではありません。
慎重さを要する作業や細かい作業には向かない
かぼーちょうは、包丁の力点が高いため、軽い力でも包丁の刃に強い力を与えることができます。
また、持ち手部分の形と素材が特殊なため、固いものを切っている時に手が滑りにくいのも良い点です。
ただし、これにはデメリットもあります。
使っていて気がついたんですが、持ち手の部分が包丁の刃よりも高い位置にあって力点が高いので、人差し指を包丁の刃の背の部分に沿わすことが難しいのです。
包丁の刃に人差し指を添わせる時は、包丁の刃を安定させたいような慎重さが必要な時です。
つまり、このかぼーちょうは、そういう作業には向かないと言うことです。
一般的な包丁は何にでも対応させるため、力点は低くなるものの、そう言う慎重さが必要になる作業でもできるような形状になっています。
なので、人差し指を添わせて切りたいような調理の場合は、普通の包丁の方が向いています。
皮むき作業には向かない
りんごやじゃがいもの皮むきなど、皮むき作業にも向いていません。
皮むきするには持ち手の部分が大き過ぎますし、刃と持ち手部分の間に遊び部分がないので、野菜の皮が上手く剥けないのです。
包丁研ぎには向かない
かぼーちょうは切れ味のよい包丁ですが、包丁を研がなくてもOKな包丁ではありません。
なので、包丁の切れ味が悪くなれば、包丁を研ぐ必要があります。
でも、包丁を砥ぐ時に問題が起きます。
一般的に、包丁を砥石で研ぐ時は、砥石に対して角度をつけたままスライドさせて研ぎます。
でも、かぼーちょうは持ち手の部分が大きすぎる上に、刃と持ち手の間に遊び部分が全くないため、そのままでは包丁を砥げません。
取り扱い説明書には、砥石に対して10°と書かれてあります。
でも、これは普通にやると不可能です。
ではどうするかと言うと、刃を斜めにして研ぎます。
砥石で砥ぐのが面倒な場合は、包丁研ぎ器を利用するのも一つの方法ですが、これは刃先の部分は砥げますが、根本の方は砥げないので、刃先を砥ぐ時専用になります。
でもまあ、1年以上使ってみた感じでは、痛むのは主に刃先になりますので(刃先を下に向けて切り下ろすことが多いため)、刃先さえ砥げれば良いかったりします。(^^ゞ
次ページ
前ページ
広告