イワタニの電動スライサーあっとスライス通で指を切らずに簡単スライス&擦り下ろし
2014年の某日、手動のスライサーで指を切ってしまいました。
大根のつまを作っていた時の大惨事でした。
傷は深く、完全な止血には3日以上かかりました。
スライサーでの傷は皮膚と肉を削るように切れるので、かなりの血が出ます。
しかも、傷がふさがりにくい。
そのようなわけで、私はこれ以降、手動のスライサーは使わなくなりました。
逃れられない手動スライサーの罠
手動スライサーには、怪我防止のためのガードが付いているものがあります。
野菜が小さくなったら取り付けて、指を保護するものです。
でも、これには罠があります。
通常、野菜をつかんでスライサーに押し当ててつつ、その野菜を前後に動かします。
そのため、野菜のサイズが大きくても指を切ることがあるのです。
事実、私がざっくり指を切ったときも、野菜のサイズが小さいかったわけではありませんでした。
しかも、普通、スライサーのガードは野菜が小さくなってきた時用なので、大きい野菜には対応していません。
指がざっくり切れてしまうと、傷が治るまでは仕事も家事もしにくくなります。
痛みも酷く、切れ具合によっては病院での治療も必要になります。
今回は血がドバドバ出て治りにくいで済みましたが、次もこれで済む保障はどこにもありません。
そこで、何か対策法はないものか考えることにしました。
電動スライサーの購入を決意
結局、私がたどり着いた答えは、電動スライサーの購入でした
これで、手を切る確率を大幅に下げられます。
というわけで、どの電動スライサーを買うか比較検討した結果、イワタニのあっとスライス通と言う電動スライサーを買うことにしました。
あっとスライス通とは
あっとスライス通とは、イワタニ工業の電動スライサーです。
大量の野菜を素早くスライス&千切りできます。
元々の価格は高いですが、どういうわけか、小売店でも通販でも安売りされていることが多い商品です。
Amazonのレビューの評価は、『 良い 』と『 悪い 』に二分されています。
Amazonのレビューにも書かれてありましたが、あっとスライス通は、説明書や写真通りにできない可能性があります。
しかも、これから書きますが、上手く使用するには若干のコツも必要です。
あっとスライス通の特徴
大きい調理器具
大きめの調理機器で、素早く大量の野菜をスライスしたり、カットしたり、擦り下ろしたりできます。
なので、大家族(4人以上)や作り置き調理や保存用の食品の調理に向いています。
部品数が多く、大きめの調理機器なので、1〜2人で暮らしている場合は購入を見合わせたほうが良いかもしれません。
ただし、手動のスライサーは指を切るのが怖くてどうしても使えず、かと言って、包丁でスライスすると厚くなりすぎる。
しかも、野菜用の電動スライサーでちゃんとしたものは本当に少ないので(無いと言っても過言ではない)、あっとスライス通を使うしかない場合には、1〜2人暮らしでも購入するのはありだと思います。
音も大きい
Amazonのレビューでも書かれていましたが『 作動音 』が大きいですので、マンションやテラスハウスやアパートなど、共同住宅で使用する場合は注意が必要です。
部品数が多い
器具の個数が沢山あるため、使い慣れるまでは少ししんどいのも特徴です。
慣れれば大したこともないんですが、慣れるまではイライラ棒状態になります。
千切りに難あり
さらに、Amazonのレビューでも書かれてありましたが、千切りに問題があるため、細い千切りを作りたい場合は、薄切り → 包丁で千切りする必要があります。
あっとスライス通が野菜を削る原理
あっとスライス通は、電動モータが刃の付いたプレートを動かすことで、野菜をスライスするスライサーです。
野菜のスライスや千切りの太さの調節は、セットするプレートで行います。
プレートを着けずにそのまま野菜をスライスすると、ものすごく分厚い野菜のスライスになります。
これに薄切り用のプレートをつけると、プレートと刃の隙間が細くなるので、薄い野菜のスライスになると言うわけです。
それと同様に、千切り用のプレートつけると、線切り用の刃が縦方向に野菜を切るので、スライスではなく千切りになります。
千切り用のプレートには2種類あって、太い千切りと細い千切りができるようになっています。
(実際は細い千切りプレートは使い物になりませんが)
これらのプレートの使い分けにより、厚いスライス・薄いスライス・細い千切り・太い千切りを切り分けることができるようになっています。
- 厚いスライス
プレートを何も付けない時 - 薄いスライス
薄いスライス用のプレート(黒)を付けた時 - 太い千切り
太い千切り用のプレート(黄)を付けた時 - 細い千切り
細い千切り用のプレート(オレンジ)を付けた時
あっとスライス通の使い方
使い方は簡単です。
ただし、部品をセットする方法を覚えたら、ですが。
でも、何度セットしているうちに簡単にセットできるようになるので、特に問題はないと思います。
- あっとスライス通をセットする
(セットの方法は、取扱説明書を御覧ください) - 野菜を投入
- 野菜を抑えるための『 押し込み棒 』を押しながら、『 作動用のボタン 』を押す
あっとスライス通を使う上での注意点
- 怪我に注意
- 投入口の中の野菜がぐらつかないようにする
怪我に注意
野菜や繊維が刃に詰まっても手で取らない方が良いです。
(怪我をする可能性がある)
部品を外してバラかすか、菜箸で位置を動かします。
また、プレートの設置などを行う場合は、刃で怪我をしないよう十分に注意します。
投入口の中の野菜がぐらつかないようにする
投入口の中の野菜がぐらつくと、上手くスライスや千切りができません。
スライスや千切りが失敗する原因の大半がこれでした。
ですので、投入口の中の野菜がぐらつかないように投入口を変更したり、投入口に合わせて野菜をセットします。
引き出しがセットされているか確認する
複数個の野菜をあっとスライス通でスライスしたり擦り下ろしたりしていると、本体の引き出しを出したり入れたりします。
(カット後の野菜を取り出すため)
その際、引き出しをセットし忘れると、引き出しの外に調理済みの野菜が全部出てしまうため、引き出しのセットはし忘れないように注意します。
特に、大根や長芋の擦り下ろしの場合は、しっかり確認した方が良いです。
(何度かやらかしてひどい目に遭いました。( ノωノ))
あっとスライス通のお手入れ法
あっとスライス通は、食器洗い機は使えません。
でも、普通に水と食器洗い洗剤を使って洗えばOKなので、それほど大変ではありません。
(少しの使用だけの場合は、軽く水洗いだけでもOK)
ニンジンを擦り下ろしたりスライスすると、プレートにニンジンの色がつきますが、これは放置でもOKです。
(気になる場合は、サラダ油で落とすことができる)
プレートを洗う際は、刃先を直に触らないように注意します。
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