【ウイッグ】 人毛と人工毛について 【かつら】


ウイッグ(かつら)には、人毛のウイッグ人工毛のウイッグ(かつら)の二つがあります。

人毛のウイッグ(かつら)

  • 人間の髪が使用されている
  • ヘアカラーが使える
  • ドライヤーが使える
  • お湯で洗える
  • 使用したり洗う度にキューティクルが痛んでパサパサになる
  • 毛髪の品質にバラつきがある
  • キューティクル保護のため、洗うときにリンスが必要
  • 枝毛・切れ毛が起こる
  • 脱色してくる

人工毛のウイッグ(かつら)

  • 化学繊維が使用されている
  • (石油製品の)人形の臭いがする
  • ヘアカラーは使えない
  • ドライヤーは使えない
    (使えるものもあるが、セットが壊れてしまったり変なクセが付く可能性がある)
  • お湯で洗えない
  • 毛髪の品質にバラつきはない
  • おしゃれ着用の洗剤が使える
  • 独特の光沢があり、ウイッグだとわかりやすい
  • ロングヘアの場合は、特に髪の毛が絡み易い

この中でも、特に両者の間でネックになるものが 『髪の光沢』 です。
人工毛のウイッグ(かつら)が今ひとつなのは、この髪の光沢にあります。
人工毛のウイッグ(かつら)は化学繊維で出来ていますので、特に光に当てるとピカピカに光っていかにもカツラと言う感じに見えてしまいます。


蛍光灯


自然光


人毛の場合は、これが起こりにくいです。
しかし、人毛は色々な毛質の人々の毛を集めて作られていますので、毛質が安定しにくくウイッグ(かつら)の当たり外れの原因にもなっているようです。

この点、人工毛のウイッグ(かつら)は毛質が一定ですので、毛質による当たり外れは大きく出にくくなっています。

それともうひとつ、大きなネックになっているのが、『値段』 です。
人毛は、毎日少しずつしか伸びない人の毛髪を使用するわけですから、どうしても高価になりがちです。でも、人工毛の場合は工場で毛をジャンジャン作れますから、値段も安めになります。

と言うわけで、通常、人毛と人工毛のウイッグ(かつら)を購入する場合は、この二つを天秤にかけて、より良さ気なものを選ぶことになります。

この他、人工毛は石油製品から作った人形の髪の毛のような臭いがするのが気になられる方もおられますが(私もちょっと気になりますが)、これはウイッグ(かつら)選びのメインテーマにはなってない感じです。
かなり近くに寄らないと、この臭いは感じられないですので)

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