パナソニックのホームベーカリーの材料とお手入れ法についての知って得する豆知識
パナソニックのホームベーカリーを使い続けて十数年。
(主に母が使ってます)
色んな知識が蓄えられたので、パナソニックのホームベーカリーを使う上で知っておいたほうが良い、材料やお手入れの豆知識について書きたいと思います。
ホームベーカリーの掃除
蓋の掃除
蒸気が出るホームベーカリーの蓋は高温になるので、蓋についた茶色い汚れや油脂が取れにくくなります。
(一度、徹底的に汚れを落とそうと思いましたが、あまりにも汚れが落ちないので、途中から汚れを落とすのを諦めました)
ですので、汚れが気になる方はこまめに拭き掃除した方がよいと思います。
(茶色い汚れの気にならない人は、たまにでもOKだと思います)
具材投入口の掃除
意外と汚れやすいのが具材の投入口です。
しかも、パンを焼いている間に熱くなるので、茶色い汚れがついてなかなか落ちません。
ですので、汚れが気になる人は、汚れが落ちにくくなる前にこまめに掃除したほうが良いと思います。
あまりにも汚れてしまった場合は、具材の開閉が滞ってしまうこともあるようですので、具材が上手く投下できない場合には、具材の投入口の汚れ具合をチェックしてみると良いと思います。
ドライイースト排出口の掃除
ドライイーストの排出口は、パン羽根で撹拌している時に粉がついたり、膨らみすぎて生地が張り付いたりして汚れやすいです。
ドライイーストの投入口が汚れすぎると、排出口が開きにくくなります。
ドライイーストの排出口が上手く開かないと、ドライイーストの投入ができずに失敗しやすくなるので、これは汚れを気にする・気にしないに関わらず、詰まりがないか、汚れすぎていないかどうか、毎回チェックしたほうが良いと思います。
(飛び散った材料などがドライイーストの排出口に貼り付き、しかもそれが焦げ付いてしまってなかなか取れないこともあります)
具材を入れる容器の掃除
レーズンやナッツなどの具材を入れる容器は、取り外して丸洗いすることができます。
意外と汚れやすく、パンを焼く時に本体が加熱され、茶色い汚れが落ちにくくなります。
ですので、汚れるのが嫌な場合には、こまめに洗ったほうが良いかもしれません。
本体の内側の掃除
本体内側は、実は汚れやすいです。
本人は気をつけていても、パンケース内のパン羽根が材料をかき混ぜる際に、パンケース内の材料がほんの少しずつ外に漏れ出してしまうからです。
それが、パンを焼く時の加熱で茶色く焦げ付き、汚れの原因になります。
本体内側には、粉以外にもドライフルーツやナッツなどの具材が飛び出してくることがあります。
ひどい場合には、煙が出ることもありました。
ですので、焼いた時に少し煙の臭いがする時には、本体の内側に材料や具材がこぼれ落ちていないかを確認し、本体内側を固く絞った付近で拭き掃除をしています。
(極稀に、具材が飛び出しています)
時間設定の方法
電池の設定
パナソニックのホームベーカリーには、現在時間やコース設定の記憶用のボタン電池は、最初からセットされています。
購入直後は、このボタン電池には『 絶縁用のピンク色のシール 』が貼り付けられていて、これを引き抜けば電源が入るようにできています。
ボタン電池を取り替える時は、ボタン電池用の電池ホルダーを引き出して、中のボタン電池を交換します。
今のところ、このボタン電池を交換したことはありませんので、たぶん、数年くらいは大丈夫なんだと思います。
時間合わせ
これがないと、焼き上がりの予約設定ができませんので、取扱説明書を読みながら、ホームベーカリーの時計合わせをします。
(『 時間ボタン 』または『 分ボタン 』の長押し → 時間合わせ)
材料について
国産小麦を使う件
取扱説明書には、国産小麦を使う場合には水を10ml減らすと書いてありました。
グルテン量の多い高級国産小麦・春よ恋
高級国産小麦・春よ恋と、他の国産小麦をブレンドした国産小麦粉
でも、実際にやってみたら、水を減らした程度ではどうしようもありませんでした。
グルテンなし
しっかり膨らませるには、国産小麦の少ないグルテン粉を補うための『 グルテン粉 』が別途必要でした。
グルテンあり
グルテン粉はAmazonでそこそこの値段で購入できますので、いつも、Amazonでグルテン粉を購入しています。
バターじゃなくても良い
実は、ホームベーカリーに使う材料は『 バター 』じゃなくても良いです。
安い『 マーガリン 』でも良いし、『 ショートニング 』でも良いです。
これはベシャメルソースを作るときも同じなのですが、風味に大きな違いは出ますが、基本的に油脂が必要でバターを使っている場合には、バター以外の油脂を追加すれば良かったりします。
(クッキーに至っては、サラダ油で代用できるものすらあります)
スキムミルクじゃなくても良い
スキムミルクの粉じゃなく、牛乳でも良いです。
スキムミルクは保存に適しているのでスキムミルクと書かれてあるだけで、牛乳でも使えるようです。
ただし、牛乳に使った分量ぶん、使用する水を減らさないといけません。
(全量牛乳に置き換えれば、ミルクパンとかもできるかな?( ´艸`))
市販の料理本では失敗する疑惑
ホームベーカリーでの製パンの材料は、ホームベーカリーに合わせてあるため、市販の料理本に書かれてある材料の分量だと、上手くできないことがあるようです。
ただし、料理本の材料を使い、厄介な『 ねり 』と『 一次発酵 』作業だけホームベーカリーにやってもらって、料理本のように発酵と焼きはオーブンを使うのはありかもしれません。
冷ご飯について
ごはんパンに使う冷ご飯は、30度以下ならOKなので、ぬるい程度のご飯であればOKみたいです。
分量の水に冷ご飯を入れ、ご飯をほぐしてから水ごと冷ご飯を入れると、ご飯が塊になるリスクは減らせます。
水に浸したご飯と言うのはちょっと変な感じですが、塊防止のためには、こっちの方が良いのかもしれません。
米粉パンに使う米粉
米粉の粒の粗さはバラバラなので、米粉の銘柄によって使える料理・使えない料理が出てきます。
でも、指定された米粉の銘柄しか使えないと、米粉パンの使用範囲が狭まるので、説明書に米粉の粒の粗さなどを書いて、指定銘柄以外の米粉も使えるようにしてくれたら良いかもしれないです。
GOPAN(ゴパン)と言う機種であれば『 生の米粒 』から製パンで来てしまいますので、指定する米粉が高いのに、頻繁に米粉パンを作らねばならない場合には、GOPANを買ってしまった方が最終的には安く付くかもしれません。
部品の買い替えについて
ホームベーカリーのパン羽根やパンケース(釜)の塗装は劣化しやすいです。
これらの塗装が劣化すると、パンケース(釜)からパンが取り出しにくくなります。
ならば、パン羽根やパンケースを傷めないようにと言うことで、金属粉入りのスポンジも、金属タワシも、ナイフなどの鋭利な食器も、パンケースの塗装を痛めるものは一切使わなかったとします。
でも、そう言うパンケース(釜)の塗装を痛めるものを使っていなくても、数ヶ月〜1年、毎日のようにパンを作っていると、パンケース(釜)が劣化して、パンケースにパンが張り付きやすくなります。
このように、パンがパンケース(釜)から取り出しにくくなってきたら、釜やパン羽根の買い替え時です。
釜やパン羽根だけ別売りしていますので、それを購入します。
ホームベーカリー自体、それほどメジャーな商品ではないですし、さらにそのパンケース(釜)やパン羽根ともなると、家電量販店ではなかなか取り扱っていません。
ですが、Amazonなどの通販では購入可能です。
ちなみに、パンが取れないからと言ってナイフなどを使って無理やりパンを取り出すと、確実に釜の内側に傷がつきます。
と言うか、以前、深くて修復不可能な傷が付きました。(^^ゞ
しかも、新たにできたその傷に生地が張り付いてしまい、ただでさえ取り出しにくかったパンケースが、さらに取り出しにくいものになってしまいました。
その他のものは、市販のものでも代用可能です。
(正直、ホームベーカリーを買い換える度に鍋つかみが溜まって辛いです。(;´_`;))
材料を間違えた時の対処法
イーストやスキムミルクなどのパンの材料の入れ忘れに気付いた場合は、以下の時間内であればイーストを投入できます。
(普通の食パンメニューなら10分以内であれば対処可能)
もうすでにイーストが投入されたかどうかは、本体の蓋を開けたら匂いでわかるかもしれません。
炊飯機と違い、ホームベーカリーは発酵中でも蓋を開けることができ、生地からイースト菌の香りがするかどうか、生地がふくらんでいるかどうかを確認できます。
(そこで膨らんでいなかったら、クリスピータイプのピザ生地に変更)
でも、実際には『 そもそも入れ忘れに気が付かない 』時の方が多いです。
ドライイーストの入れ忘れは悲惨で、カッチカチの、まるで表面を焼いた小麦粉団子状態のパンができてしまいます。
うちの実家では、イーストを入れ忘れてこのようなパン(?)ができてしまった場合は、カチカチのパンを薄くスライスして、チーズとトマトソースとサラミを乗せてトースターで焼いてピザ風にして食べます。
この他、薄くスライスして、トースターで焼いてシチューやスープを付けて食べます。
いつも思うのですが、あまり使わない機能は追加しなくて良いので、『 イースト投入し忘れ警告機能 』を追加してほしいと思います。(´・_・`)
コースを間違えた時の対処法
コースを間違えた時の対処法
コースを間違えた場合は、取り消しボタンの長押しで解除可能です。
基本、直後でないとだめです。
頻繁にコース切り替えする場合は間違えやすいので要注意です。
(ピザ生地を作ったまま忘れてしまい、コース設定がピザ生地のままとか言うことはよくあります)
その他の豆知識
パンを上手く切るコツ
焼きたてのパンは、かなり切れ味の良いパン切り包丁でないと切れません。
これについては、以前、別のページで書いたので、そちらを御覧ください。
もし、パンをカットしている際にパンが歪んでしまう場合は、パンのカットガイドを使うと良いです。
角型食パンについて
角型食パンを作るには、食パン生地だけホームベーカリーで作り、角型の食パン型に入れて、オーブンで焼き上げればできなくもないです。
ただし、ホームベーカリーの食パン生地はかなり柔らかいので、成型などは大変なことになります。
最初、ホームベーカリーの食パン生地をパンケース(釜)から取り出した時は、あまりの柔らかさに仰天しました。
しかも、オーブンも良いものを使わないと、上手く焼けません。
(うちの実家ではガスレンジオーブンで加熱したので、食パン型でも焼き上げることができました)
ちなみに、角型食パン型の上面を取り去って卵の黄身を塗れば、卵の黄身付きの食パンになります。
(こう言うのがお好きな方は、生地だけホームベーカリーで作って、成型と2次発酵と焼きはオーブンレンジを使うと良いかもしれません)
電源を抜いてしまった時の経験談
掃除機をかけている時、誤って電源を抜いてしまったことがあります。
でも、途中までの作業を記憶しているようで、電源を入れ直したら復活できました。
(素晴らしい!(´・∀・`))
私みたいなヒューマンエラーを起こしやすい人間は、こう言う保存機能は非常にありがたいです。
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