ごパンにスコーンにパスタまで、多機能なパナソニックのホームベーカリーについて

2015年、実家のパナソニックホームベーカリーが壊れました。

(私が)キッチンの机の上に乗せて動かしていた時に、コンセントを足に引っ掛けてしまい、ホームベーカリーを落っことしてしまったのです。(;´_`;)

そんなわけで、新しいホームベーカリーを買うことにしたのでした。

数年ぶりのホームベーカリーの購入なので、Amazonのホームベーカリーの販売ページを見ると、新しいメーカーや機種がたくさん出ていました。


私は、「 どーれーにーしーよーうーかーなー (´・∀・`)  」と、ワクワクしながら商品を見ていたのですが、母は『 よく知らないメーカーは嫌 』だと言うので、結局、大半のメーカーの商品が購入候補から外れてしまいました。

そして、例のごとくまたしてもパナソニックが残りました。
(1代目も2代目もパナソニックでした。(;´∀`))

そんじゃあ、他の候補を見る必要なんてなかったやん!(`ε´)
・・・とか思いましたが、ぐっとこらえました。

母曰く、『 パンを焼くだけで良いので、最低限の機能で安い機種が良い 』(機能のいっぱい付いた高いのは買うな) とのこと。

でも、母の言う『 最低限の機能 』にはこだわりがあったので、機種選びは少し面倒くさいものになりました。


母の出してきたホームベーカリーの条件

母がよく知らないメーカーは嫌

母が知っているメーカーでないとダメ、よく知らないメーカーや外国のメーカーは嫌みたいでした。


ドライフルーツやナッツなどの具材が混ぜられる

ドライフルーツやナッツなどの具材が混ぜられるのは必須でした。
何かしら混ぜて色んなパンを楽しみたいようです。


予約機能がついている

朝に焼きたてのパンを食べるため、予約機能が必須でした。
予約を設定して、起きる時間に焼きあがるよう予約タイマーをセットします。



ピザ生地を作れる

母は、時々、思い出したようにピザを作るので、ピザ生地が作れるのも必須でした。

市販のピザ生地はあまり美味しくないと言うので、ピザを食べる時は必ず、ホームベーカリーでピザ生地を作っています。


バタロールやアンパン生地が作れる

父はアンパンやバターロールであればごきげんで食べるので、時々、母が作って食べさせています。

市販のアンパンは1個の量が多く、胃がんの手術で胃を摘出した父には多すぎて食べきれないため、母は、ホームベーカリーでバターロールの生地を作り、一度で食べ切れる量の小さなアンパンを作っています。


ライ麦パンを作れる

母は糖尿病なので、ライ麦を混ぜたライ麦パンを食べることが多いです。

風味は落ちますが、玄米のように固いわけではないので、血糖値は上がりにくいのに食べやすいです。


高価で多機能なホームベーカリーしか売ってなかった

パナソニックのホームベーカリーを見ると、売られている機種は僅かしかありませんでした。

使える機能の少ない安い機種か、使える機能の多い高い機種かです。

母は使える機能の少ない安い機種で十分だと思っていたようですが、あいにくAmazonでは販売していなかったため、多機能の高い機種を買うことにしました。


※ 注意
現在では、安い機種から高い機種まで、様々なホームベーカリーが発売されています。


ちなみに、一応、家電量販店も回ってみたのですが、同機種のホームベーカリーの値段がかなり高かったので、結局、Amazonで買うことになりました。


見た目は先代とほぼ同じ、でも機能は・・・

ホームベーカリーが家に届きました。

先代と同じ、パナソニックのホームベーカリーですので、見た目は先代のものとほぼ同じでした。

見た目があまり変わらないのは、物覚えの悪くなった母のような高齢者と、元々物覚えの非常に悪い私のようなものには非常にありがたいです。

蓋を開けてもほぼ変わらず。
先代とほぼ同じでした。

でも、機能はかなり増えていました。
なので、何を作るのかは『 メニュー番号 』で指定するようになっていました。

メニュー番号は、1〜24まであります。


ホームベーカリーのメニュー(SD-BM1000-P)

  1. パン・ド・ミ
  2. 食パン
  3. ソフト食パン
  4. 早焼き食パン
  5. ごはんパン
  6. ごはんフランスパン
  7. フランスパン
  8. 全粒粉パン
  9. アレンジパン
  10. 米粉パン(小麦あり)
  11. 米粉パン(小麦なし)
  12. パン生地
  13. ピザ生地
  14. 食パン
  15. パン生地
  16. 生種おこし
  17. クイックブレッド
  18. ソイスコーン
  19. ケーキ
  20. 生チョコ
  21. ジャム
  22. コンポート
  23. うどん・パスタ

どれがどの番号だったかわからない!
でも、一々メニュー番号を調べるのは面倒くさい!

と思われるかもしれませんが、実は、本体上部『 ピンク色の蓋 』を開けると、『 メニュー番号の一覧 』が書かれてあります。



なので、お餅を作った後、いつものソフト食パンのメニュー番号がわからなくなったと言う場合も、メニュー番号を調べるために、一々、取扱説明書を開かなくても大丈夫だったりします。


美味しかったけど使い物にならない、悲しきパン・ド・ミ

最初に目に飛び込んできた機能が『 パン・ド・ミ 』です。
これはどうやら、パンの耳まで美味しいパンが作れる機能らしいです。

初日、試しに作ってみました。

出来上がりはこんな感じ。
国産小麦を使ったわりには、良い焼き上がりでした。

パン・ド・ミは確かに美味しかったです。
少々硬かったですが、食パンの耳が香ばしく焼きあがります。

でも、総入れ歯の父固すぎると言って、早速猛反発。

結局、パン・ド・ミは後にも先にもこれ一回になってしまいました。
(美味しかっただけに残念!( ノωノ))


具材の投入でパンの出来上がりが変わった

今まで使っていたパナソニックのホームベーカリーでは、ドライフルーツナッツなど、具入りのパン具材の出来上がり状態の指定はできませんでした。

なので、具材によっては、具材がドロドロになってパンに練り込まれてしまっていました。

香りは確かにドライフルーツやナッツの香りなのですが、具がほとんど見えない。
まさしく、『 具材は投入できるけど、これじゃないないんだよねえ。( ´Д`)=3 』状態でした。(;´_`;)

でも、新しいホームベーカリーでは、具材の出来上がり状態を指定できるようになったので、できるだけ原型を残した形で具材を投入するか、原型は残さなくてもOKかを指定できるようになりました。

これによって、『 これなのよ!ヽ(´・∀・`)ノ 』と言う、具材入りのパンが焼けるようになりました。


発酵コントロールはいらない子

パン焼きの難しいところは、室温や水温に左右される点にあります。
特に、室温が高すぎる時には、発酵具合が変わってしまうのです。

そのため、冷たい水を使ったり、水の量を減らしたり予約機能をやめたりなどの工夫をしてきました。

新しいパナソニックのホームベーカリーでは、そのあたりのところが賢くなったようで、自動でコントロールしてくれるようになったようです。

でも、それが新たな問題を引き起こしました。
上手く焼けない日が出てきたのです。

今までは、今日は暑いからこんな感じだろうと言うふうに、自分で考えて投入する水の水温や量をコントロールしていたのですが、新しいパナソニックのホームベーカリーでは、ホームベーカリー自身が自分で考えてあれやこれやとやってしまうようで、却って上手く焼けない日が出るようになったのです。

結局、そういう日は『 ハズレの日 』として諦めることにしましたが、この点は前の方が絶対に良かったので、発酵コントロールはいらない子と思うようになりました。


お餅は作らない人になったので、お餅機能はいらない子

昔は、年末・年始になると、お餅作り機(東芝のもちっ子)で、お餅を自宅で作っていたものですが、近年はめっきり作らなくなりました。
(昔は、鏡餅まで自宅で作っていました)

と言うのも、乾燥餅がかなり安くで売られているからです。
しかも、生餅鏡餅まで売られています。

また、お餅作りは手が熱くなります。

火傷しそうなほど熱いトロトロのつきたてのお餅を、ホームベーカリーのパンケース(釜)から取り出して、成型するのが大変なのです。

とにかく熱い。
熱くて熱くて仕方がないのです。

だからと言って、冷ましてからだと綺麗に成型できないので、冷めるのを待つわけにもいきません。

耐熱タッパーの中につきたてのお餅を放り込んで、角餅を作ってしまうのもありかもしれないですが、昔、角餅を切り分ける際に骨まで達する大怪我をした記憶が蘇るので、それもしたくありません。

というわけで、今ではすっかりお餅は作らない人になりました。
そして、お餅機能もいらない子になってしまいました。(´・_・`)


ごパン機能が颯爽と登場、でも使わない!( ノωノ)

前に使っていたホームベカリーでは、米粉パンは作れました。
米粉パンとは、小麦粉を米粉に差し替えて作るパンです。

今回のホームベーカリーでも、米粉パンは作れます。

しかも、小麦アレルギーの人には朗報な、小麦粉なしの米粉パンまで作れるようになりました。

しかし、新しいホームベーカリーは、これに加えて、さらに『 ごはんパン機能 』まで付いていました。

確か、ごはんパンと言うのは、炊いた後のご飯をパンの材料に使えるホームベーカリーの機能です。

昔は、小麦粉よりも遥かに高価な『 米粉 』を使った米粉パンが中心で、炊いた後の余ったご飯をパンに使うことはできませんでした。

でも、近年では米粉以外のごはんパンが作れるようになり、このホームベーカリーでも、ごはんパン機能が使えるようになったのでした。

というわけで、このホームベーカリーでもごはんパンが使えるとのことで、どんなかなーと思って、((o(´∀`)o))ワクワクしながら、説明文を読んでみました。

使えるのは冷ご飯

それを100g〜200gほど使って作るらしいです。
ご飯のモチモチさが出た、ご飯っぽいパンらしいです。

でも、そこでハッとしました。

そう言えば、今使っている国産小麦グルテン量を減らせば、餅っぽいモチモチした食パンが食べられるなと・・・。:(;゙゚'ω゚'):

ここで一気に、ごパン作りのやる気が失せてしまいました。(´-ω-`)

そんなわけで、未だに一度もごパンを作っていません。(^^ゞ
(もし、今度気が向いたら作ってみようと思います)

ちなみに、ごパンで冷ご飯の使用が可能なら、玄米やら雑穀入りのご飯でもごパンになるのではないかと思っていたら、本当にそう言う機能が追加されていました。
(玄米パンだの雑穀入りパンだのも作れます)


うどんは作らないけど、パスタは作る・・・かも?

昔は、うどんを作ったりしていました。

薄力粉を買ってきて水を混ぜて固めた後、何時間か寝かせる。
その後、生地を伸ばしてうどんを切ります。

でも近年は年を取ったせいか、ちょっとめんどくさくなってきました。

しかも、市販の讃岐うどん結構美味しい。

このコシと味を超えるうどんはなかなか作れないので、結局、うどんは作らなくなりました。

この他、パスタなんかも作れるようです。

生パスタは大好きなので、これは薄力粉で一度やってみたいです。
(デュラムセモリナは使わないのかって? (ヾノ・∀・`)ナイナイ)

ただし、パスタをカットするための器具がないため、太麺タイプのパスタになると思います。( ´艸`)
(パスタをカットする器具があれば、細い生パスタも食べ放題)


ジャムだのソイスコーンだのが作れるようになった

パンや麺以外にも、ジャムだのソイスコーンだのが作れるようになりました。

スコーンは混ぜたり焼いたりを自動でやってくれますので、洗い物手間を大幅に減らせてかなり楽だと思います。
(ホームベーカリーのパンケース(釜)型の大きなスコーンになってしまいますが。( ̄m ̄))


まとめ

新しくお迎えしたホームベーカリーは、総じて良くなった印象があります。
ただし、使わない機能がたくさんあるのは、少々もったいない気もします。

不要な機能を削り、最低限の機能で安くで販売してしまうと、新興他社との差別化が計れず、価格負けしてしまうからだとは思いますが、ここまでの機能は不要かなというのが正直なところです。

機能をたくさんつけるくらいなら、基本機能の向上をしてくれた方がありがたかったかもです。


あれば良いと思うホームベーカリーの機能

  • マンションでも使いやすい『 静音化 』
  • 電気を食わない『 省エネ 』のホームベーカリー
  • 歯無し高齢者に優しい『 超ソフト食パン 』
  • 『 羽根なし 』(羽根穴なし)のホームベーカリー
  • 『 ドライイーストの入れ忘れ警告 』
  • 設定コースの『 読み上げ 』
  • 生米(無洗米)から『 米粉を作る 』機能

個人的には、こう言う機能があればかなり買いたいです。(^.^

※ 注意

現在、生米からご飯パンが作れる GOPAN(ゴパン) は、パナソニックから販売されています。
(パナソニック ホームベーカリー GOPAN(ゴパン) 1斤タイプ ホワイト SD-RBM1001-W)


  • 静音化・軽量化を実現
  • 米粒からパンができる
    (お米と水を撹拌してペースト状にする)

GOPAN(ゴパン)では、小麦を使わず、何と『 炊く前のお米(米粒)』 『 グルテン粉 』からパンを作れるようです。

価格は一般的な機種より高めです。


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