【再手術】美容整形手術の失敗について【修正地獄】
人は、きれいで整ったお顔が手に入れるため、美容整形の手術をします。
でも、必ずしも美容整形の手術できれいで整ったお顔が手に入るわけではありません。
場合によっては、美容整形の手術を行うことで 『前よりも悪くなった』『前のほうが良かった』『外を出歩けなくなった』などの問題を抱えてしまうこともあります。
美容整形の訴訟
美容整形手術についての訴訟はなかなか起こしにくいです。
その理由の一つが同意書です。
美容整形の手術を受ける前に予め同意書に署名したと思いますが、その同意書があるために『明らかな医師による失敗』でないと美容整形の訴訟で勝ち辛くなっています。
(医師のミスによる全身麻酔による死亡事故や、明らかな医療ミスによる大やけどなど)
それでも、悔しいので訴訟するのもありかとは思いますが、なけなしのお金から、多額の弁護士費用を払って弁護士を雇い、訴訟しても勝てるかどうかはわかりません。
(病院も多額のお金で弁護士を雇って裁判で戦うと思いますので、負けてしまう可能性もあります)
【こんなにもある】 美容整形の手術の失敗例
まぶたのたるみ取り
上まぶたの皮のたるみを取るために、上まぶたの皮膚を取り除いたら、普通であれば適度に皮が取れて目元がスッキリして終わりなんですが、失敗して眼が閉じられなくなってしまう事があります。
この場合、一日中ドライアイで眼が痛い、まぶたの皮が足りないので再手術をしても元に戻しにくいなどの問題が発生する可能性があります。
二重まぶたのデザインがおかしい
二重まぶたの幅が違ってしまうことがあります。
また、まぶたが左右対称でない、平行に近い二重まぶたにしようと思ったらまぶたがおかしなことになった、二重まぶたではなく、3重まぶた、4重まぶたになってしまった、二重まぶたの仕上がりが腫れぼったく、いかにも美容整形な感じになってしまったなどなどの問題が起こることが多いです。
この他、まぶたが大きく開きすぎてしまうビックリ目、引き攣りなどの問題もあります。
鼻の手術跡が目立つ
鼻の幅が広いので、鼻の幅を狭めるために小鼻を切って鼻の幅を狭めたら、手術痕が思った以上に目立ってしまい、手術痕を気にして精神的に苦しくなってしまうことがあります。
普通、他所様のお鼻というものはそれほど気にならないのですが、鼻というのは普段自分ではよく見る場所ですので、気にしだすと妙に気になるのも事実です。
鼻のデザインが気に入らない
鼻が尖っている、鼻を細くしすぎた、鼻が太くなりすぎた、小鼻の幅が細くなりすぎたなどなど、鼻のデザインについては、問題が起こりやすいです。
壊疽、石灰化したり、しこりが出来てしてしまった
顔や体に注入物を入れたら壊疽を起こしたり、石灰化したり、しこりが出来てしまうことがあります。
特に、近年では吸収率の悪い = 再手術までの期間が長い注入物もあり、問題が発生しやすくなっています。
壊疽、石灰化、しこり生成しにくい注入方法や、注入物の種類によっては、それらの問題が起こりにくいですが、必ずならないわけではないので注意が必要です。
出来てしまった壊疽、石灰、しこりなどの除去・摘出手術のために、新たな傷が出来てしまうこともありますし、そもそもそれらの除去・摘出手術ができない場合もあります。
火傷痕、瘢痕(ケロイド)が残ってしてしまった
フェイスリフトのために、お肌に高周波(RF)を照射したら火傷してしまう場合があります。
この他、手術の失敗による火傷痕や瘢痕ができることもあります。
却って老化してしまった
若々しくするために美容整形の手術を受けたのに、とるべきでない脂肪を取ってしまったり、皮膚に大きなタルミが発生したりして、却って老化したようになってしまうことがあります。
たるんだ皮膚の除去に失敗した
顔のたるんだ皮膚を大きく除去しすぎたために顔が突っ張ってしまい、カッパのような顔になることがあります。
たるんだ身体の皮膚の除去の場合は、思った以上に手術跡が残ってしまったり、左右差がでてしまったり、変なツッパリ感が出てしまうなどの問題が発生する可能性があります。
この他にも、まだまだ無数の失敗やデザインの問題が存在します。
ありとあらゆる美容整形手術には、常に裏側に手術の失敗やデザインの問題が潜んでいることを、予め考えておいた方がよいように思います。
美容整形の手術の失敗を予防する
美容整形の手術の失敗を起こしにくくするには、以下の点に気をつけておくと良いと思います。
ちょっとだけ変更する手術はしない
軽い気持ちで顔や体の一部を手術すると、後々、「やらなければ良かった!」と言うことが起こりやすいです。
ですので、ここは何が何でも整形したい、たとえ美容整形には失敗しても、今のまま放置するよりもやった方がマシと言う部位だけを、整形するのが無難だと思います。
リスク説明をしっかりしてくれる病院や医師を選ぶ
リスク説明が不十分なままですと、失敗した際に、こんなことになるとは思ってもみなかったと言うことが発生する可能性がありますので、鬱陶しいと邪険にせず、しっかりとリスク説明をしてくれる病院や医師を選ぶことが大切です。
また、先ほども書きましたが、美容整形の手術は、どんな小さな手術でも失敗のリスクが潜んでいますので、必要でなさそうな手術や、これはリスクが高いのでやらない方が良い手術の場合は、「必要ない」「リスクが高いのでやらない方が良い」と言ってくれる商売気のない医師の方が良いように思います。
予め、失敗した時のことを考えておく
美容整形に失敗はつきものですから、予め、失敗した時の備えをしておくことが大切です。
失敗した備えは、お金、失敗した時のお医者さんへの対処方法、セカンドオピニオンや別のお医者さんのリストアップなどなどがあります。
特にお金は重要です。
ヘタすると外を出歩きにくくなる可能性もあるので、お金の蓄えはあればあるほど良いように思います。
周りの理解を得ておく
美容整形の手術に失敗した時、周りの人の理解や協力があるのとないのでは、大きな違いが生まれてくると思いますので(「ほらね、だからやらない方が良いと言ったでしょ」と言われないようにする)、美容整形を受ける前に、周りの理解があった方が良いように思います。
美容整形に失敗した際の生活手段を確保しておく
不安定な仕事や容姿が物を言う仕事の場合、美容整形に失敗することで仕事を失う可能性もあります。
その場合、どうやって仕事や生活をしていけばよいのかについて、予め考えておいた方が無難かと思います。
取り返しがつかなくなった時にどうすればよいか?
以下のような場合、再手術や修正手術をしても取り返しがつかないことが多いです。
- しこりが出来て肌が凸凹になったり膨れた
- 壊疽の手術後に顔に凹みができた
- 傷跡が大きく残り、どこの病院でも修復不可能と言われた
- 火傷痕が大きく残った
- 治療できない麻痺やしびれが残った
- 顔が不自然になり、再手術すればするほど悪化した
- 骨や筋肉を削りすぎて、修復ができなくなった
- 皮膚の質感が人工物のようになり、修復できなくなった
- 顔や身体に、修復できない左右差が発生した
- 皮膚を大きく取り過ぎた
(時間とともに皮膚が自然にたるみ、改善することもある)
このような場合、諦めるか修正の再チャレンジをするかになります。
(一般的に、手術すればするほど、再チャレンジのハードルは大きくなります)
修正の再チャレンジをする場合には、今度が最後の修正チャンスだと言う気持ちで、再手術先の病院や医師を選ぶと良いと思います。
近年では、他院での失敗修正やデザインの修正手術を積極的に行う病院も増えてきましたので、上手い修正手術を行う病院をしっかりと探すことが大切だと思います。
しかしながら、それでもどうしても治らない場合もありますが、その時は、医療技術の発達で修正が可能になるまで一生懸命働いて、再手術のためのお金を貯めよう!など、気持ちを切り替えて前向きな気持で頑張ることが大切なのではないかと思います。
最後に、皆さんであれば、もし整形手術に失敗したとしたら、いくらぐらい払ってでも元のお顔に戻したいですか?
以前、大手掲示板の2ちゃんねるにこのようなことが書かれてありました。
(手術に失敗して再手術したものの、その再手術でも改善されず、とうとう資金も底をついてしまった方の書き込みでした)
昔の顔に戻れるなら、1000万払ってもいい
手術する前の自分を止められるのなら、1000万払ってもいい
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