【油大好き】脂肪分と嗜好性
油がタップリ入った食品って、美味しいですネ。
油はただ入っているだけではなく、食べ物にある種ののコクを生み出しますので、一度油分の多い食事を食べてしまうと、病み付きになるというわけです。
しかも、油は食品をキレイにコーティングしてくれるので、食べ物の「テリ」もバッチリで、見た目もとても美味しそうになります。ですので、やっぱり油って止められません。
しかしながら、油分がタップリ入った食事は、低糖質ダイエット以外のダイエットをされている方は、大量に摂取すると太りやすくなる食品なのではないかと思います。
ですので、ダイエットするためには、できるだけ油分を控えた食事を作る必要があるわけです。
【ノンオイルだけどコクがある】 ノンオイルドレッシングの秘密
ノンオイルドレッシングは、油が入っていません。
ノンオイルなんで当然といえば当然なんですが、ノンオイルドレッシングの開発には、色々と苦労があったようです。
というのも、ドレッシングに油分を入れないとあっさりしすぎていて美味しくないんだそうです。
ですので、油に代わるプラスアルファーが必要だったのです。
そこで、ノンオイルドレッシングのメーカーさんが考え出したのが、「うまみ」なんだそうです。
旨み成分が大きいと、油分が無くても美味しいドレッシングになるんだそうです。
(うんうん、確かに旨み成分が入っているような気がします)
この原理、食事を作る際に色々と応用できそうな気がします。
【油じゃないけど・・・】 食事に「テリ」をつける
肉料理や魚料理にテリがついていると美味しそうですネ。
肉料理とか魚料理の見た目の美味しさなんて、「テリ」で決まるようなものです。(言いすぎ?)
そのくらい「テリ」は大切な見た目の美味しさの要素なんです。
ところで、この「テリ」ですが、油以外で「テリ」を付けるには「みりん」が一番なんだそうです。
つまり「テリ焼き」です。
みりんにはたくさんの種類の糖質が含まれていますが、それが「テリ」を出すんだそうです。
ですので、油ではなく「みりん」で「テリ」を演出して美味しそうに見せる・・・というのも、案外良いような気がします。
【犬も大好き】 油の嗜好性
人間のみならず、犬も油が大好きなようです。
ですので、犬の食いっぷりを高めるためだけに、ドッグフードによっては、大量の使用済みの油を混入しているものもあるそうです。
油大好きなのは、人間だけではなかったようです。
それにしても、現代人も犬も本当に油が大好きです。
しかしながら、昔の日本人はそんなに油が好きではなかったのかもしれません。
今は最高級の脂肪タップリの「マグロの大トロ」だって、昔は捨てていたんだそうです。
昔の人は、トロの油分が嫌いだったようで、赤身の部分ばかり食べていたそうです。
(もったいないな〜)
こんなにトロが珍重されるようになったのも、時代の流れのような気がしてなりません。
日本人はいつから油好きになったのか?
私は、「子供のときに見た食事メニュー」の影響が大きいような気がしなくも無いです。
鉄板の上でジュージュー言っているステーキだとか、油でテリテリになって美味しそうな中華メニューや、アツアツのトーストの上をトロけながら滑り落ちるマーガリンのトロトロ映像。
生唾ゴックンの超・ウマウマ映像です。
「これが美味しいのですヨ」という刷り込みがあるので、油分が大好きな国民になってしまったような気もしなくは無いですが、ほんとの所どうなんでしょう?
いずれにしても、食の嗜好性が数十年で大きく変わってしまったのは、確かだと思います。
ダイエットの苦労もまさにこの時から始まったのかもしれません。
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