【繊維質】 玄米を消化するために 【未消化】

玄米は、白米胚芽米糠から成り立っています。
白米とは、普段私達がよく食べている白いご飯の部分です。

胚芽とは、お米(種)の芽の部分です。
色は白っぽい色で、白米の端っこにちょこんとくっついています。
胚芽はお米の芽の部分ですので、栄養が豊富です。


米糠の部分は、玄米の黄色っぽい色の原因になっているお米の薄皮の部分です。
ここにはビタミンなどの栄養がたくさん含まれています。
それと同時に、食物繊維もタップリと含まれています。

なので、便秘がちな方は、玄米に含まれている食物繊維たっぷりのこの米糠の部分を食べるとお通じが良くなりやすいです。
でも、元々便秘がちでなかったりお腹がゆるめの方が玄米を食べますと、未消化になりやすくなります。



そこで、こちらのページでは、できるだけ玄米を食べても未消化になりにくい方法について考えてみたいと思います。


玄米を食べても未消化になりにくくする方法

1.よく噛む

玄米をよく噛むと、咀嚼によって玄米の繊維が細かく粉砕されますので、より消化しやすくなります。また、よく噛むと胃腸の働きも活発になり易くなります。

このよく噛むと言う作業が不十分ですと、玄米の糠の部分がそのまま腸に送られてしまい、消化不良を引き起こしやすくなります。

ちなみに、よく噛んで食べることはダイエットや美容にとても良いです。
その理由は以下の通りです。


@ ドカ食い防止・一気食い防止
食事に時間がかかることで、食事を食べきる前に血糖値が上がりやすくなります。
このことによって、短時間で一気に食べすぎてしまうドカ食い一気食いの防止につながります。


A 唾液が出やすくなる
よく噛むと唾液が出やすくなります。
また、唾液には微量の成長ホルモンが含まれていますので、アンチエイジング的にも良いです。


B 顔や顎の周りの筋肉を鍛えられる
よく噛むと、どうしても顔や顎の筋肉を動かしてしまいます。
言い換えれば、顔や顎の筋肉の筋トレができるのです。

ただし、顎が角張っている(エラが張っている)場合は、固いものをしっかり噛むことで、よりがっしりした顎になりやすくなりますので、あごが角張っているのを気にしておられることを気にしている方は注意が必要です。


2.おかゆやリゾットに玄米を入れる

よく噛むことでダイエットにもよいし消化不良も起こしにくくなりますが、そうは言ってもやはり人間ですので、めんどくさい歯が悪くて噛みづらい時間がないなどであまりよく噛めない(噛みたくない)方もおられるかと思います。

そのような場合には、玄米をおかゆにしたり、リゾットにすることで、よく噛まずとも普通の玄米を食べるよりもより消化しやすくなります。

玄米をおかゆにする時間がなかったり、料理が苦手な方は玄米おかゆのレトルトパック玄米リゾットのレトルトパックが発売されていますので、そちらをご利用になられると良いかと思います。


3.玄米ではなく胚芽米にする

玄米は、胚芽部分の含まれたお米です。
なので、玄米を摂ることで同時に胚芽の部分を取ることが可能です。
でも、米糠の部分がどうしても苦手であるならば(噛めない、消化しきれないなど)、胚芽の部分だけが残されている『胚芽米』でも良いのではなかと思います。

胚芽米は普通の白米よりも少々お高いですが、非常に栄養が豊富です。
(とは言っても、糠の部分の栄養は摂れませんが)

ちなみに、玄米を発芽させた、様々な栄養素やギャバが豊富に含まれている発芽玄米(眼に見えないほどの極小さな発芽)もありますが、これもやはり玄米に違いないですので、未消化になりやすいです。

ただし、メーカー種類によっては比較的柔らかめで食べやすい発芽米もありますので、一度試しにトライしてみるのもありかもです。
(最初からたくさん購入してしまうと、合わなかったりした時に金銭的にも食品的にも残念なことになってしまいますので、お試しできる発芽玄米があるのなら、お試しでどんなだか確認してから本購入されると無難かと思います)


4.玄米を使ったパンやお菓子やシリアルを食べる

玄米を粉にしたり粉砕して食べ易くしてパンシリアルお菓子に加工したものもいくつか発売されていますので、玄米をよく噛む時間がなかったり消化不良になりがちな方は、玄米を使ったパン玄米入のシリアルやお菓子を利用するのも一つの方法かもです。

ただし、それらの食品の中に『カロリーの高い食品』が含まれていたり、『カロリーの高いものと併用することが前提になっているもの』もありますので、一応、カロリーには注意が必要です。

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