【危険な】 サノレックスについて 【やせ薬】
重度の肥満の方を対象にした痩せ薬があります。
その痩せ薬の一つが、『サノレックス』です。
サノレックスは、食欲を抑えて痩せさせると言う類のやせ薬です。
サノレックスは痩せ薬の中では比較的効果が高めなお薬ですが、その反面、強い副作用が多数あります。
どの副作用が出るかは人により様々ですし副作用の強さも人により様々ですが、強い副作用で肉体的に苦しい思いをしたり、精神的に何らかの異常が発生してしまう可能性もあります。
このように、サノレックスは危険性のあるお薬ですので、市販薬としての販売は禁じられています。サノレックスは、医師の処方箋がないと保険なしの自費診療でも購入することはできませんので、病院に行って診察してもらった上で処方してもらう必要があります。
サノレックスは保険がききますが、保険が効くのは『この人は運動などのダイエットが困難で、しかも食欲のコントロールも難しい人で、なおかつ治療が必要な程の肥満状態にある』とお医者さんが認定した時だけです。
それ以外の時は、美容目的の使用ということで、保険はききません。
一錠あたり1,000円もするお薬ですので、毎日飲むとかなりの出費になります。
このお薬は副作用が強いですので、美容目的の使用であっても『この人はこのお薬を飲んでも大丈夫』と医師が認めて処方箋を書かないと、お薬を買うことはできません。
処方箋を出してもらえるのは、美容外科(ダイエット外来など)、心療内科、内科など、色々です。
サノレックスは強いお薬ですから、長期連用はできません。
最高でも3ヶ月です。
ネット上では、3ヶ月の使用の後、数カ月間の休み、その後また3ヶ月使用できると言うことも見ましたが、製薬会社のWEBサイトの情報を見てもその情報を見つけることが出来ませんでしたので、本当かどうかはわかりません。
副作用の中には『口の渇き』や『不眠』などの軽めのものもありますが、『幻覚』 『欝』 『血圧上昇』 などの重い副作用が出てしまうこともあります。
また、『アンフェタミン』と似たような特性があるため、依存症になってしまうリスクもあります。
医師の処方箋が必要なため、店頭で市販薬として販売されることはありませんし、転売は出来ませんし、通販などで購入することもできません。
病的な肥満ではないけど美容目的でサノレックスを使用したい場合は、美容外科で購入できる可能性があります。
ただし、この場合は保険がききませんので、購入費用がかなり高くなってしまいますので、費用面での注意が必要です。
また、この場合も重い副作用が出てしまう場合がありますので、副作用についても注意が必要です。
(診察の費用も全額自腹)
自分が受診しようとしている病院でサノレックスを購入できるかどうかは、各病院のWEBサイトを見るか、病院に電話して確認すると良いかと思います。
サノレックス情報
サノレックスの効果
- 食欲がなくなることによる肥満改善
- 食事制限を容易にする
サノレックスの副作用
口の渇き、睡眠障害、欝、眠気、幻覚、幻聴、吐き気、下痢、便秘、血圧上昇、めまいなど多数
(アンフェタミンと似たような特性があるので、依存症になる可能性もあります)
サノレックスを使用するのに向いている人
肥満度が病的に高いのに、体重が重すぎたり持病で運動が出来ない上に、サノレックスを飲んでも大丈夫な場合。
(副作用が強い上に長期服用(3ヶ月以上)できないので、美容目的で使用するのは向いていないです)
サノレックスはとても良く効く人と、殆ど効かない人がいます。
サノレックスを飲んでも殆ど効かない人は、1ヶ月で使用を止めなければなりません。
サノレックスの値段
サノレックスは、1錠辺り約1,000円です。
保険適用された場合は、3割負担で約300円です。
(診察費用除く)
例
※ 診察費は別途必要
保険なし 30日×1,000円=30,000円
保険あり 30,000円×30%(三割負担の場合)=9,000円
処方してもらうには
医師の処方箋が必要です。
医師や病院の方針などから、処方してもらいにくい場合もあります。
保険適用されるには、診察した医師が『この患者さんには肥満治療に必要で、しかもこのお薬を使用しても大丈夫』と判断する必要があります。
処方される可能性のある科は、内科、心療内科、美容外科(ダイエット外来)など、多岐にわたります。
使用方法
食前に飲みます。
継続使用するのは3ヶ月が限度です。
ずっと飲み続けることはできません。
1ヶ月で効果が現れない時は、使用中止となります。
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